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マニラではショッピングをしたり、旧市街地や大学の見学をしたり、TAGAYTAYの火山を見ながらの食事や人生初のスパに行き、タイではパタヤビーチで泳いだりホストファミリーとの自由行動。カンボジアはアンコールワットなど遺跡の観光。本当にあっという間に過ぎた二週間だった。 日本とは違う文化や食生活、僕にとっては初めてのことが多く、嫌なことや大変なこともいくつかあったが、旅行を終える頃にはどれもたいした問題ではなくなっていた。しかし、僕の苦手な英語が生まれて初めて僕を苦しめた。 フィリピンに到着して、僕とまさや君の男二人は予定されていたホームステイが、ホストファミリーが足りない関係でなくなり、ホテル生活と知らされ僕はほっとしていたのだが、意外にも海外のホテルでは英語を使う場面が多く存在した。 マニラのホテルでは、貴重品の金庫が壊れていたり、バスタオルが足りなかったり、お湯がでなかったりなどの理由で英語を使わざるをえない場面が多くあった。はじめのうちは問題が発生するたびにフロントへの電話などを英語のできるまさや君にまかせていたのだが、まさや君も嫌になったのか僕の成長のためかは知らないが、途中からはなにか問題があるたびに交互にフロントに電話するようになり、全然文章になっていない英語で相手に僕の要求を伝えるのに四苦八苦していた。 僕の英語の苦手意識はひどく、マニラの市街地見学の時はガイドさんがついていたのだが、その英語の説明を理解しようと一生懸命になっても半分ぐらいしか理解できず、見学が終わると慣れない英語に集中しすぎていたせいか軽く頭痛までおきていたほどだ。フィリピンでは常に周りにみんながいたので乗り切れたが、タイのホームステイでは言葉の壁の怖さを痛感した。 タイでは一つのホストファミリーに一人ずつ生活させてもらうことになり、僕のホストファミリーはタイで4つ星ホテルを三つと、ショッピングセンターも経営している大金持ちだった。僕はホテルの一部屋を使わせてもらい、ホストファザーは忙しいため全然会うこともできず、まるでホームステイとは思えないホームステイをして、結局僕はそこの長男で僕と同じ歳のFIRSTと常に行動を共にすることになった。 FIRSTと僕の会話はほとんどなく、とりあえずショッピングとお寺をいくつかまわると、やることまでなくなってしまった。FIRSTは気を使って色々質問をしてくれるのだが、僕の英語力ではほとんど理解ができなかった。FIRSTも嫌になってしまったみたいで、僕にゲイのショーのチケットを買ってきて、「夜までにやること考えておくから一人でショーを見て」と言ってきた。 このときは今まで自分が苦手な英語から逃げてきたことを本当に悔やみ、だれでもいいから日本人のいるところへ行きたかった。ショーも終わり夜になると、FIRSTが友達を連れてきて、みんなでドライブに行くことになった。僕は全然乗り気ではなく、(どうせ会話もできないからつまらないし早く帰って寝たい)というような気持ちだったが意外や意外、バーに行ってお酒を飲んだり、ドライブしたりしながらギャーギャー騒いでいると言葉の壁なんてものはまったくないことに気づかされた。翌日も同じメンバーで買い物に行き、結果的にとても楽しくホームステイを終えることができた。 そして今回の旅行を終えて、僕の英語への苦手意識は少し薄れた気がする。この旅行を機にもう少し英語の勉強をしてみようと考えている。