バンコクの小さな飲み屋で、大地舜さんと、偶然、お会いしました。そこで話題に上ったのが、日本へのテロの問題でした。諸説ありましたが、大地さんが指摘されたのが、洋上でのタンカー攻撃でした。すると、そのすぐ後に、シンガポールの新聞が、それを報道しはじめたのは、吃驚でした。そう、マラッカ海峡です。
そのことを含め、イラクへの自衛隊派遣に伴う、「新アルカイダ」のテロの可能性
について、『新潮45』2月号に書きましたので、書店で手に取ってみて下さい。
実は、これからイラクへ向かいます。テーマは「フセイン拘束劇の大嘘」です。
昨年末、12月13日、サダム・フセイン元イラク大統領は、「米軍に拘束されまし
た」。サダムの生まれ故郷に近い、アッドールという村だったといいます。サダムが
隠れていたところを急襲し、捕縛したというストーリーです。実は、これが既に嘘で
あります。
サダムを拘束したのは、米軍ではなく、北部地域で自治権を確立していたクルド族、
PUK(クルド愛国同盟)で、おそらく拘束日も13日ではありません。欧州のメデ
イア、特に英国の媒体は一部熱心に暴露報道をやっていました。発表された官製拘束
劇が「米国の演出」であることは、自明なのですが、日本では、なぜか報道が控えら
れている。このことは極めて重要なので、詳細にレポートするつもりでいます。
「撃つな! 私はサダム・フセイン、イラク大統領だ」、サダムは開口一番、こう
いって投降したといいます。作り事です。
なぜか?
サダムはガス弾を打ち込まれ、穴の中でただ眠っていたからです。証人は何人もい
るんですがね。彼は捕縛されたのではなく、既に囚人だったということです。
「嘘は大きくつけ」とは、かのヒトラー以来の大衆操作、情宣の常套手段ですが、
「アメリカ嘘生産工場」に、かくも抵抗力がなくていいものでしょうか。