読者のみなさん、はじめまして。翻訳で黄トンボさんのお世話になってる今井章子(イマイ・ショウコ)です。アメリカはイリノイ州、シカゴの郊外に2人の子供と住んでいます。えっ?夫?…夫はいません。国際結婚破れ組みのシングルマザーです。アメリカに来て間もなく9年目、その前は韓国に2年住んでいました。畳とおこたが恋しい今日この頃です。
さて、これからコラムを連載させて頂くことになりました。アメリカのこと、海外から見た日本のこと、精神世界や神秘主義のこと。気のみ気まま書かせて頂きます。
初回の今日は、文字通り「明るい」話題。今アメリカ全土に煌く「ホリデー・ライト」のお話しです。まずは写真を一枚。

ほのぼのしてるでしょ。これ、ご近所さんの庭先です。こんな風景が今いっぱいなんです。街の中のイルミネーションなら珍しくもありませんが、一般の民家が軒並みこれですから、感激です。
アメリカでは11月27日の感謝祭前後、約4日の連休があり、クリスマス・大晦日・年明けと続く本格的ホリデー・シーズンの始まりです。感謝祭の連休に国民がするのは、七面鳥とクランベリー・ソースに舌鼓を打つだけではありません。一年の内でもっとも重要、かつ華やかな季節を迎えるべく、それにふさわしい飾りつけという大仕事があるのです。中でもアメリカ人は光を使ったものが超お得意。歴史が浅いだけに「定型」にこだわらず、自由奔放でクリエイティブ。寒さの厳しいシカゴの冬には、このポカポカした感じがなんとも言えません。ハロウィーンの仮装と並んで、冬のホリデー・ライトはアメリカ人が創造力発揮に真剣に取り組む時。毎年頭が下がる思いです。日頃さいふの紐の堅い人でも、この時期になると「今月の電気料は、いつもの2倍だったー」などと自慢顔。ライトも「自己表現」のひとつなのか、ケチってる場合ではないようです。
上の写真はまだ控えめな方で、人によっては屋根に上って、こんなことまでしてくれます。
これでも規模的には小さい方で、もっと大掛かりな目立つ物になると、テレビのニュースで紹介されたり見物客の行列が出来たり。私も毎年近所のツアーは欠かせません。
このホリデー・ライトが正真正銘「アメリカン」なのは、その発明者がかの有名なトーマス・エジソンだから。単なる電球の発明だけではなく、「ホリデー・ライト」として商品化したのも彼なんだそうです。とは言え当時(約120年前)のライトは価格が高く、寿命も短し。一般大衆に普及し出したのは、第二次世界大戦が終わってからのことでした。今だに毎年新しいデザインの電飾が売り出され、刻一刻と文化が作られて行く感じをヒシヒシ感じます。日本のように歴史の長い国では、古い物を「正統」とし、新しい物を軽んじる傾向がありますが、新しい国に住む彼らは違うんですね。「正統を作り出すのは自分達!」と揺ぎ無い自信を持っているようで、私から見てとても眩しいアメリカ人の一面です。
これから1月の末まで、アメリカの夜は七色に光ります。冬に訪米の予定のある方は、住宅街を是非探索してみて下さい。
Merry Christmas and a Happy New Year!
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