kitombo.com | 大地舜のフォトギャラリー | 2006年2月27日 
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大地舜のフォトギャラリー
「大地舜のフォトギャラリー(60)
縄文文化(3)」

大地舜
2月27日

 皆さんは縄文の遺跡に興味がありますか? 私はすっかり魅せられて、南から北までグラハム・ハンコック夫妻を案内して、見て回りました。二〇〇〇年頃だったと思います。バブル景気が華やかだった一九八〇年代に、縄文遺跡の新発見が続出して、それまでの縄文文化に対する見方が大変化していたのです。二〇〇〇年当時もまだ新発見があった時代です。
 当時、目を見張ったのは縄文時代というのが、かなり豊かな社会だったという発見でした。鹿児島県の上野原遺跡を見ても分かるように、連結土坑はありますし、森林の栽培や、畑などもあり、イノシシなども食べていたようです。
 豊かな社会であったからこそ、裏日本の火焔土器など、目を見張るような躍動的な芸術作品もうまれたのでしょう。
 この旅で印象に残ったのは、上野原遺跡の壺型土器、四角い土器、連結土坑、宮崎県の西都原古墳群の見事な古墳群、富山県の桜町遺跡の木造建物、青森県の亀ヶ岡遺跡の遮光土器、函館の大船C遺跡の二階建ての縄文家屋などでした。
 長野県の尖石遺跡で縄文のビーナスを見たかったのですが、当時は、ビーナスが旅行中で、展示されていないとのことで、千葉県佐倉の国立民俗歴史博物館を訪問し、故・佐原真館長の話を聞きました。そこには複製の縄文のビーナスが私たちを待っていてくれましたし、佐原さんも快活でオープンマインドな方で、「一万年前から縄文人はイネを栽培していたんだよ」などと、当時の最新ニュースを語ってくれました。
 三内丸山遺跡には三回行きましたが、最初の時には岡田康博という方が、案内してくれました。この方は、今は文化庁で文化財調査官になっています。その後、何回かパーティーなどに誘ったのですが、忙しいこともあるのでしょう、なかなか下々の世界まで降りてきて歓談をしてはくれませんでした。
 今になると、岡田さんにあまり近づかなくて正解だった思っています。『神の手の共犯者たち』の取材の最中に、三内丸山遺跡や岡田康博さんについての芳しくない評判がたくさん耳に入りましたので・・・。
 さて、第一番目の土偶ですが、まるで宇宙人だとは思いませんか? 妙に現代的でもありますよね。現代の漫画家が、縄文の芸術に影響されていることもあるのでしょう。
 前にもいいましたが、シャーマンたちが薬草やキノコを食して幻覚の世界に入ると、このような生物体に出会うそうです。グラハム・ハンコックの新作『スーパーナチョラル』を読むとでてくるのですが、薬草やキノコを呑むとUFOや異星人にも遭遇するそうです。
 そうそう。グラハム・ハンコックといえばニュースがあります。本来は秘密なのですが、ウイークリー黄トンボの読者ならいいでしょう。
 『神々の指紋』がハリウッド映画になるかもしれないのです。今ごろ契約をしているでしょう。でも契約したからといって映画になる脚本は数少ないのだそうで、実現するかどうか一〇〇%の保証はできません。話がとんとん拍子に進めば二〇〇八年には上映になるそうです。
 監督は『ザ・デイアフター』『スターゲート』『パトリオット』などを製作した大物だとのことです。
 二枚目は亀ヶ岡の遮光土器ですが、これも宇宙人ではないかと評判ですが、そんなことは無いでしょうね。裸のようですから・・・。
 三枚目も、面白い像だと思います。ロダンの『考える人』の縄文版です。
 四枚目はシャーマンでしょうか? 全身に入れ墨をしているのでしょうか? それともズボンをはいているのでしょうか? 顔などを見てもずいぶん誇張されています。
 五枚目の「カキの殻で作った仮面」ですが、こんな大きなカキは、今でも取れるのでしょうか。
 六枚目は火焔土器です、金沢の辺りを旅しているときに、ある縄文博物館で火焔土器の展示会を開催しており、そこで撮った写真です。そういえば一枚目の写真もここで撮影したものだと思います。ぴんとの合せ方がいまいちですが、なにしろ暗かったもので・・・。
 これらの土器は縄文文化の豊かさを示していますよね。
 最後の土器は何に使ったのでしょう? メキシコのマヤ文明にも上部がそっくりな土器がありました。お酒でも入れていたのでしょうか?
 縄文時代ははるか昔の時代です。縄文文化を訪問する旅で感じたことは、日本の土着の文化である縄文文化が、現代の日本にも生き残っていることです。日本人の文化の原点は二五〇〇年前でなく、一万数千年前にあることは間違いないでしょう。

(つづく)

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