
今回の写真はバンタイスレイ寺院です。
アンコールワット寺院群のなかでも古いほうで、西暦900年頃の建立だったと思います。
アンコールワットや、バイヨン寺院が12世紀の建立ですから、だいぶ古いですね。
バンタイスレイ寺院はアンコールワットから北東に25キロの場所にあります。

赤味をおびた寺院で「女の砦」と呼ばれるそうですが、多くの女神像が彫刻されています。
奇妙な犬の頭を持つ彫像の写真ですが、反対側から見ると、顔が欠けているのに気がつかれましたか?
そう、写真とは真実の一部しか知らせないものなのです。
顔が欠けていない写真を見ると、すごい価値のある彫像に見えなますが、頭の一部が欠けた写真を見ると、彫像の価値が下がったような気がします。

写真とは、真実の一部を切り取って伝える道具だな・・・とつくづく思います。
瞬間を捉えるという意味でも一部にすぎませんが、いろいろとアングルを変えることで、欠点を隠すことができるんですよね。
ところで、このフォトギャラリーを始めたときは、気に入っているスライド写真をすべてデジタル化して、30〜40年前から大量に貯まっているスライドを処分できるのだろうと思っていました。

ところがキャノンのスキャナー(CanoScan D 2400U)を使ってスライドをデジタル化してみたら、スライドとは解像度も色もかなり違うことがわかりました。
これではとてもスライドを捨てるわけにはいきません。
皆さんがご覧になっているホームページ上の写真も、スライドよりもだいぶ品質が落ちています。申し訳ありません。

HPサイトの管理をしてくださっているパット石山さんが、そのうち画面をクリックするだけで、大きな画像で見れるようにしてくださるそうですが、それでもスライドの解像度にはもちろんなりません。
考えて見たら、私のデジタルカメラ(ニコンFD100 610万画素)で撮影するときも、スライドの解像度に近づけたいときはRAWという設定をします。
そうすると、1ギガバイトのメモリーが入っていても、90枚ぐらいしか写真が撮れないのです。

1ギガバイトあると、通常のレベルの写真なら900枚は撮影できますが、私は解像度を上げて300枚ぐらいしか撮らないようにしています。
そして、特別にスライド並の写真が欲しいときにRAWの設定にします。
2万円台の安いスキャナーを使って、スライドをデジタル化しようという考えが、大甘なのですね。
ところでバンタイスレイ寺院の女神像は素敵ですよね。
すごく芸術的に完成されていますね。
寺院も小振りですが、もしかしたら王妃のための寺院だったのかもしれませんね