
与那国島の写真も早くも9回目。
そろそろ終わりにしようかと思います。
切りが良いので10回目で終わりにしましょうか。
最初の写真は、遺跡ポイントの東側200メートルぐらいにある塔のような建物の坂道です。

初めてこの場所に船から降下していったとき、あまりに人工的なので、驚きました。
左側の壁が見事に城壁を造っているように見えたのです。
この坂道を上っていくと、道が途中で途絶えますが、そこからは二枚岩(3枚目の写真)が遠望できます。
2枚目の写真は二枚岩の前にあるトンネルです。ここを抜けると、二枚岩が眼前にそびえているのです。

今回の写真は、すべてデジタル映像です。ニコンD100というカメラに魚眼レンズをつけ、専用のハウジングに収めて海底に持ち込みます。
メモリーは1ギガあるので、かなり精密な写真が300枚ほどとれます。
このカメラを手に入れる前までは、36枚撮影すると、フイルムを入れ替える作業が必要となり、カメラを2台、海中に持ち込むこともよくありました。
そう、デジタルカメラは、最高に便利です。
デジタルカメラを使うようになってから、それまで使っていたニコンF90Xのカメラとレンズとハウジングは友人に進呈しました。

ニコノスというカメラも3台あったのですが、30年前のニコノス2だけしか手元には置いていません。
海中写真撮影もスキューバダイビングも道具揃えが大変です。
私が使っているダイビング機材は、沖縄のマスターダイバーで友人の長木さんの推薦するシャーウッドという会社のものです。
作家のグラハム・ハンコック、サンサ夫人、それに私は同じ機材を使っています。

シャーウッドがスポンサーになってくれたからです。
これらの機材は、一生使えると思います。
さて、4枚目の写真は再び、遺跡ポイントの海底下二八メートルに横たわる大通りです。
不思議なことにこの通路には大岩が横たわっていません。
もっとも100メートルも進むと、大通りも、大岩におおわれています。

ここを真上に上がると、良く見慣れた階段状のテラスがあります。
この写真もおなじみですが、デジタル写真で撮ったもので復習です。
6番目の写真は遺跡ポイントの南側にある丘です。この丘と遺跡ポイントの間には、幅30メートルほどの谷間があり、時にはそこを急流が流れるのです。
朝夕の満潮、干潮どきには、一時的にこの潮の流れが止まります。そういう時を狙ってダイビングするのですが、潮の流れは気ままで、現場にこないと潜れるかどうかわからないことが多いのです。

この南側の丘も、奇妙に造形されていますね。
この丘の左脇の狭い谷間を南に下ると、スタジアムと呼ばれる場所に出るのですが、その途中にあるのが、亀を思わせる石です。
面白い造形ですね。
このような造形が至るところにあるのが与那国の海底です。
8枚目の大岩は、例の文字が描かれている岩です。

遺跡ポイントの東側二〇〇メートル程度のところにあります。
この石の上側には先週お見せした文字のような文様や1列に開く穴が見られます。
ところがこの写真の右下にも線の模様が見られるのです。
それが9枚目の写真です。
古代の子供のいたずらでしょうか?

それとも何か意味があるのでしょうか?
10枚目の写真は、遺跡ポイントの亀のモニュメントと呼ばれる場所のすぐそばに深い岩の切れ目があるのですが、その底によこたわるドルメンです。
ドルメンとは古代の墓の形式ですが、これが本当にドルメンかどうかは不明です。
でも形はそっくりで、岩の下には空洞があります。

最後の写真は、いつもガイドをしてくれる与那国島の名物男の一人、和泉用八郎さんです。
波が荒いので、ロープを投げてくれたところです。
和泉さんの操船技術は天下一品ですし、海の中ではまるで魚です。
与那国の海底にも精通しています。
それに、見たい場所に常にピンポイントで連れていってくれるので、助かります。

調査ダイビングはつねに危険を伴うので、和泉さんのようなプロが常にそばにいるのは、頼りになる用心棒がいるようで、安心この上ありません。
(つづく)