
この奇妙な石の塔は台湾の東海岸、舞鶴台地にあり、掃叭(サオパ)遺跡と呼ばれています。
掃叭(サオパ)遺跡は3500年前に台湾の東海岸で栄えた卑南文化に属するのではないかと言われています。
卑南族は石で作った家屋に住んでおり、この石柱も家の大黒柱だったという考古学者がいます。

それが本当なら、彼らは三階建ての家に住んでいたことになりそうですね。
別の考古学者は、この柱は人間を表わしていて、高いところにある横の切り込みが首なのだといいます。
これらの柱は南北に正確に向いているので、何か天文学的なことに使われた可能性もあるでしょう。

100年前、石の柱は3本あったことが知られていますが、現在は2本しかありません。
現在、残っているこの大きな石柱の長さは地上6メートル、地下3メートルで重さは12トンもあるとのことです。
舞鶴台地は風光明媚な場所で、ここにいると気分が休まる感じがしました。
さて、台湾3週間の旅で一番印象に残ったのがこの遺跡ですが、台湾では3級古蹟だそうで、今回掲載している地図にも掃叭(サオパ)遺跡が記載されていません。

地図には瑞穂という町が掲載されていますが、舞鶴台地はこのすこし南側に位置していたと記憶しています。
台湾には2001年の8月ハンコック夫妻と私、それにガイドの方二人で調査旅行しました。
まず、台北に入り、翌日は中国大陸と台湾本島の間に横たわる澎湖群島の澎湖島に飛びました。

諸島の一つ虎井島のそばの海底に、城壁が残っていると言うので、ダイビング調査に出かけたのです。
それから台湾の南の台東市に飛び、台湾の石器時代の遺跡の調査をしました。
フォトギャラリーも33回目になりますが、芸術的な写真が減って、なにやら旅行案内になってきてしまったようです。

グラハム・ハンコックさんの奥さんのサンサ夫人はプロの写真家です。ハンコックさん本人も、写真の腕には自信があるようです。
グラハム・ハンコックは、経験から言ってプロの写真家の撮る報道・芸術写真の95%は、「俺でもとれる」と豪語しています。
この5%の差がプロとアマチュアの差なのだという意見ですが、まあ、私もその気持ちがよくわかります。
この5%が大きな差なのですが・・・

確かにカメラの精度も機能も向上して、だれでも慣れればかなりのレベルの写真が撮れるでしょう。
でも絵心の無い人は、いくら素晴らしいカメラを持っていても、長い年月、撮影をしても、一流のプロにはなれないと思います。
グラハムの絵は見たことはありませんが、絵心があるに違いありません。
逆光で撮った写真は、サンサ夫人のマネをしたものです。

写真は逆光の方が、印象に残る写真が撮れることは皆さんご存知ですよね。
(つづく)