クスコの太陽宮殿

インカあるいはプレインカの石壁は精緻な造りで知られています。
外観が見事に精緻なのですが、その石組みを解体した内部を見ると、唖然とします。内部構造は、写真1〜3のように実に複雑なのです。
石と言うよりも鋼鉄製の雰囲気があります。これらはもちろんクスコの太陽宮殿(コリカンチャ)の部屋の壁です。

プレインカの石壁が地震に強いことは良く知られていますが、内部がこのように複雑に組み合わされていれば、不思議ではありませんよね。
ちなみにクスコは、1650年、1950年、1986年と3回も大地震に襲われています。スペイン人の作った建造物は崩壊しましたが、プレインカの石壁はびくともしていません。
石壁には突起がついたものがありますが(写真4)、これは運ぶためなのでしょうか? 運ぶときにはすべての岩につけられていた突起が、仕上げの時に削られたのでしょうか?

写真5はコリカンチャの壁で見つけたものです。ものすごく小さな石が組み込まれていますよね。どのくらいの深さで埋められているのか、知りたいところですね。
プレインカの石壁には謎があります。
どんな道具を使って硬い石を切り刻んだのでしょう?
なぜこれほどまで地震に強い石壁を作ったのでしょう?
この石工の技術はどこから来て、どこに消えてしまったのでしょう?
この技術はどのくらい古いものなのでしょう?

一つの解答は、技術の進歩というものは突然スピードアップすることだと思います。
つまり2000年前頃に生まれた南米の文明が、突然、石の加工の面で大進歩を遂げた可能性があります。
現代のコンピュータの進化のスピードは、想像を絶するものがあります。インターネットの進化も恐ろしいですし、携帯電話に至ってはついていけません。同じようなことが起こったのかもしれません。

そういえば、エジプトのピラミッド建造技術も突然、大進化して大ピラミッド群を作ったように見えます。
人間社会における技術というものは、時代の要請に応えて、急激に進化するのでしょうか? そうだと考えない限り、プレインカの精緻な石壁の説明が出来ません。
同じように技術というものは、急速に衰退するようです。

ということは、コンピュータ技術が衰退するのも確実なのでしょうか。あるいはジャンボジェットの製造技術も衰退することがあるのでしょうか。
もう一つの説明は、プレインカ文明の前に「失われた文明があった」というものです。そこから技術を引き継いでいるなら、プレインカの石壁作りの高度な技術の説明が出来ます。これだと『神々の指紋』の世界に入りますね。
この問題を追及している作家グラハム・ハンコックは、最新作『スーパーナチョラル』で、別の可能性を示唆しています。

その可能性と言うのは、DNAです。ジャンクDNAといわれる人間を複製するのに使われていないDNAには文章が書き込まれているのだそうです。
まあ、詳しくは、『スーパーナチョラル』の原書を読むか、私が翻訳するまで待ってください。来年の今ごろには翻訳された本が店頭に並ぶと思います。
写真6はクスコの町並みです。スペインの植民地という雰囲気ですね。
写真7はクスコのそばにあるタンポ・マチャイ遺跡です。皇帝の水浴場だっったと言われています。ここを流れる豊かな水がどこから来ているのか、突き止められていません。サイフォンの原理を利用して、地下水を汲み上げているのだと考えられています。

最後の写真の黄金の太陽は薄気味悪いと思いませんか? 目を見ていると異次元の世界に吸い込まれていきそうです。古代マヤ文明の遺跡で発見される巨石人頭像とも似ていますね。
(つづく)