タイリズマンとは聞きなれない英語です。
日本語では「護符」と訳されることが多いようですが、英語ではもっと幅広い意味で使われています。
もともとは古代エジプトの宗教から来ているのだと思います。
『古代エジプトの魔術』(ウオーリス・バッジ著)という本を読むと、古代エジプトの宗教は魔術的で、超自然の力を持つものを護符と呼んでいます。
『タリズマン』の原書の扉のところに、タリズマンという言葉の説明と、この本の紹介が掲載されていたので、訳してみました。
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タリズマンとは、意味を持つ対象物だ。
これは、強烈なシンボルあるいは偶像として、 いつでもどこでも人々の想像力や感情に火をつけることができる。
たとえば小さなお守り、指輪、旗、銅像、記念碑、さらには都市そのものがタリズマンとなりうる。
たとえば結婚指輪、あるいは自由の女神、あるいはニューヨークのツインタワーの崩壊する姿や、引き倒されるサダム・フセインの銅像など。
さらには嘆きの壁もある。エルサレムもそうだ・・・。
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『タリズマン』は知的な旅のローラーコースターだ。
歴史の裏道や横道を通り抜け、世界を形作ってきた秘密の宗教の記念碑や建造物の痕跡を明るみに出す。
物語は読者をヘリオポリスからルクソール、アレキサンドリアからフランス南西部のトゥールーズ、フローレンスからパリ、ロンドン、ワシントンDCからニューヨーク、そして最後に、二〇〇一年九月一一日の大事件へと導く。
ロマンスと陰謀と、英雄的行為と信仰にあふれたこの物語に登場するのは、古代エジプトの天文神官、キリスト教グノーシス派、ヘルメスの賢者、ユダヤの識者、アラブの学者、プロヴァンスの伯爵、カタリ派の完徳者、テンプル騎士団、ルネサンスの魔術師、目には見えない薔薇十字団、バイエルン・イルミナティ結社そしてフリーメイソンだ。
本書は文芸復興(ルネサンス)、科学的合理主義の誕生、フランス革命、アメリカ革命などの歴史を転回させた出来事を、調査によって得られた新事実によって大胆に再評価しているが、これは『タリズマン』がはじめて提起するものだ。
今日では明白となっているアメリカ合衆国の世界的使命にたいする信念も、決してテロリズムに対する短期的な反応ではない。
むしろ、二〇〇〇年前にはじめられた秘密の計画に従った当然の結果なのだ。