kitombo.com | Kyonpe & Hide | 2007年11月5日 
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Kyonpe & Hide
「冷えピタの逆襲(83)」

Kyonpe & Hide
11月5日

 本日十月三十日。この原稿の締め切りである。五月に引き続き二度目の穴を開けてしまうところであった。
 五月に「Kyonpe&Hideのコーナー」が休みとなってしまったのは、Hideの脳みそがゴールデンウィークに入ってしまった為であった。そして今回、Hideの首は神経痛がひどく、首だけでなく、肩・背中・頭そして眼までも痛み、とても原稿を書く状況ではなかった。しかしながら、Kyonpeのお叱りの言葉が聞こえてしまった。
 「何を甘いこと言ってるの。私なんかガンの痛みだけでなく、首の痛みまであったけど二話書いたでしょ。もちろん神経痛が大変なのはわかるわ。でも弱音を吐かないでね。千話まで書くんでしょ。」
彼女の鶴の一声で今回何とか穴を開けずに済んだ次第である。
 ところで神経痛になった経緯は以下の通り。

 今年の夏は格別に暑かった。そしてHideは熱中症になってしまった。八月のある日、職場に着いた途端イスに座り込んでしまったのである。まだ他に誰も来ていなかったので、自分で冷えたペットボトルを二本おでこと首に当てた。さらに両脇そして両太股の付け根にも。三十分程で何とか立ち上がれるようになった。後で上司にその話をしたところ、自転車通勤する彼曰く、
   「保冷剤をタオルにくるんで首の後ろに当てると暑さがだいぶ違うよ。」
  翌日から冷えピタを首に貼って通勤した。それはKyonpeが子供の急な発熱用にと買っていた代物で、使用期限をとっくに過ぎていた。それでも効果はあった。さらにメンソール成分のせいか、スースーして気持ち良く職場に着き、クーラーの効いた部屋でもずっと、首に貼ったままでいた。
  九月になっても残暑が厳しく、冷えピタは大活躍。使用期限切れの品も底をつき、新品を買った。五十代のおっさんが自分で使うのになぜか「子供用」にした。三箱買って一箱目を使い終える日のことであった。冷房に弱いHideの電車内での出で立ちについては以前紹介したが、そんな訳で家では一切冷房は使わない。ただ、熱中症になってからは家でも冷えピタの世話になった。その日もいつものように首に貼った。ただし一度に二枚を。効き過ぎるといけないと思い、時々は貼る位置を変えていた。そんなHideを見た母親が、
    「テレビで首を冷やし過ぎると肩が凝ったりすることがあるって言ってたよ。」
と忠告した。
 そんなはずはない、と取り合わなかったHide。その晩寝床に入った時、肩が布団に押されて痛く感じた。変だと思ったら首と背中にも痛みを感じた。さらに翌朝には痛みが頭と眼にまで及んでいた。
 三週間は頑張ったが、ついに痛みに耐え切れず整形外科へ行った。医師の話では、冷えピタのせいかはわからないが、似たような症例はあったとのこと。ただそれよりも首の神経痛であろうとのこと。目下週二回のリハビリに通っている。家では湿布は貼ったり、ホットカイロを貼ったりしている。冷やし過ぎて今度は温めているなんて愚の骨頂だ。
 冷えピタを本来の用途(急な発熱を下げる)以外に使ったせいだ。
 子供用だからと馬鹿にして、冷房の効いた部屋でも使い続けたせいだ。
 一枚より効くからと、二枚も使ったせいだ。
 まさに冷えピタの逆襲だ。
 でもそんな痛い目にあっても恨んでなんかいない。それどころか良かったとさえ思っている。なぜなら、自分が痛くなって初めてKyonpeの耐え切れない程の痛みに思いは至ったからだ。その激痛に比べれば、Hideの痛みなんて取るに足りない。
 取るに足りない痛みではあっても、首にホッカイロ、肩と背中に湿布を貼りながら原稿を書いているHideである。

Kyonpeの一言。
 「今回はHideのあちらこちらが痛む為。残念ながら私が彼の頭脳を乗っ取ることは出来ませんでした。ですからいつものとは文体も出来も違うとは思いますが、悪しからずご了承下さいませ。
 なお、Hideの文章に本人は気づいていない誤りがございます。それは取るに足りないのは「痛み」というよりは、今回の「内容」であります。
 今月穴を開けなかった点と、私の痛みについて思いを巡らせたことは評価できるのですが・・・」

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