和風味、しかも食感が柔らかなのでご年配の方にも喜んでいただけるのではないかと思い、お便りしました。
春ごぼうは、笹がきにしたら水にさらしてアクを抜き、細かく叩いておきます。これを、太白胡麻油少々で、微塵切りの玉ネギと一緒に炒り、瓶詰のなめたけも加えて混ぜ合わせたら、冷まします。これに、合い挽き肉と卵、冷やごはん、山椒の実の佃煮少々と酒を加え、粘りが出るまでよく混ぜ、型に入れてオーブンへ。冷ごはんは、パン粉の代わりに、つなぎの役目をしてくれます。
春ごぼうと山椒の香りがプーンときいて、お花見に持っていきたくなります。春の旨みが、ぎっしり詰まったミートローフと言えましょう。

<作ってみたら>
彩りを考えて、えんどう豆を少量加えてみました。目安としては、合い挽き肉400グラムに対し、玉ネギ中1個、ごぼう小2本、えんどう豆100グラム、ごはん茶碗1杯分、実山椒の佃煮大さじ2、卵1個、なめたけカップ2/3、酒と塩少々。淡味で作ってみたら、多種類の材料の持ち味が出ていました。オーブンは、湯煎にして230度で約50分間焼くと、出来上がり。
素揚げにした新ジャガに、パセリを散らして添えました。
器 岩井孝道作青磁線文角皿
『四季の味』より(平成11年4月)