kitombo.com | 三神たけるのお伽秦氏 | 2002年4月1日
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三神たけるのお伽秦氏
「トラ・トラ・トラ」

三神たける
4月1日

 第2次世界大戦で、アメリカが参戦するきっかけとなったのが、日本軍の真珠湾攻撃である。このときの暗号名が「トラ・トラ・トラ」だったことは、映画にもなったほど、つとに有名だ。
 しかし、なぜトラ・トラ・トラだったのだろうか。別に、寅年寅月寅日だったわけはな い。たんなる語呂がよかったのか。虎が強そうだったから、そうしたのか。明確な理由は わからない。トラの意味がわからないなら、どうして3回も連呼する必要があったのか。 トラ、トラだけでもよかったのではないか。
 トラ・トラ・トラ。この理由を考えると、最後には、寅年寅月寅日に戻ってくる。前回 述べたように、この年月日で生まれた歴史上の有名人に、源義経がいる。彼は源平合戦に おいて、鵯越を行い、奇襲作戦で成功した。真珠湾もまた、奇襲作戦であった。旧日本軍 は、これを念頭において暗号を作ったのではないだろうか。
 いや、もっと壮大なスケールがあった可能性がある。
 というのは、当時の状況を考えると、相手は欧米列強であり、そして中国である。欧米 の人間に対するアジア人、とくに東洋人の歴史的な優越性のシンボルのひとつに、世界の 王チンギス・ハーンがいる。歴史上最大の版図を誇ったのは、モンゴル帝国である。モン ゴルはロシアはもちろん、ヨーロッパに攻め込み、後々までヨーロッパ人に黄禍論を叩き 込んだ。ロシア人がいうタタールの軛など、最たるものである。
 そして、ここが重要である。チンギス・ハーンは中国人、すなわち漢民族ではない。第 2次世界大戦の中国の指導者は漢民族である。漢民族を征服したのがモンゴル人であり、 チンギス・ハーンだった。
 さらに、日本には、チンギス・ハーンの正体が源義経だったという伝説が古くから存在 する。実は、そのチンギス・ハーンもまた、寅年寅月寅日生まれなのである。つい数年前 の寅年でも、モンゴルでは寅年寅月寅日生まれの子供がチンギス・ハーンの生まれ変わり として大切に育てられている。しかも、寅年寅月寅日生まれの我らが英雄、茂在寅男先生 もまた、源義経はチンギス・ハーンになったと力説しているのだ。
 つまり、日本人の欧米人と漢民族に対する挑戦状と奇襲作戦という意味が、トラ・トラ ・トラには、込められてるのではないだろうか。我ながら、いい線を突いていると思って いるのだが、どうだろう。
 しかし、この程度なら、別に黄トンボのコラム「お伽秦氏」で書くこともない。さらに 、この先を読むのが、今回のメイン・テーマである。
 前回、述べたように、源義経のバックには秦氏がいた。もし仮に、源義経がチンギス・ ハーンになったとして、チンギス・ハーンのバックには、だれがいたのか。実は、どうも 数多くのユダヤ人がいたらしい。モンゴル帝国下には、実に多くのユダヤ人が存在したこ とがわかっている。ひょっとすると、チンギス・ハーンの孫であるフビライ・ハーンのフ ビライとは、ヘブライのことなのかもしれない。
 源義経が修行した鞍馬寺では、魔王尊を祀っている。その魔王尊が出現したのが、これ また寅年寅月寅日だという。鞍馬寺に行くと、虎の置物が多数あり、狛犬の変わりに狛虎 が安置されている。その鞍馬寺がある山の名は、松尾山。松尾大社を創建したのが秦都理 であるように、鞍馬は秦氏の聖地であった可能性が高い。
 こうなると、秦氏と寅年寅月寅日の関係が気になるのが人情だ。いったい、両者には接 点があるのか。調べてみると、これがなかなか面白い。なんと、鍵は鞍馬寺の祭神、毘沙 門天の正体にあった。
 次回は、関西人が熱狂するタイガースの知られざる素顔に迫りたい。
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