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人面岩の3D計測と周辺観察の報告2

報告者  鈴木旭(あきら@すずき)

平成15年(2003)6月10日


3日目(5月23日/金曜日) 計測作業2および取材2
 人面岩とその周辺の計測作業はほぼ終了したので、人面岩を中心とする「拝み所」との位置関係、距離、そして、重機の爪と似た後が残る岩のある「テラス」との位置関係、距離を計測するためにスキャニング作業を行なう。そしてまた、ついでに「拝み所」内部の巨石群の位置関係、「テラス」周辺の環境測定のために別途にスキャニング作業を以来する。
 ★人面岩が一人歩きしているような状況であるが、人面岩はあくまでも脇役であり、主役は拝み所である。あくまでも総体としての拝み所の形式と構造を把握した後、位置づけを得るようにつとめなければならない。★そこで、極東貿易(株)のエンジニア諸氏に相談したところ、「およそのところで計測データを得ることは可能」とのことだったので、「是非ともお願いしたい」ということで計測していただいた。

検証1 目玉は自然にできる?
 綿貫事務局長と権藤氏、そして、鈴木の3人が改めて目玉を検証したところ、_目玉は自然にできることを確認した。しかし、}自然にできた目玉をシェイプアップしたのが人面岩の目玉である、という結論に到達した。もちろん、言うまでもないことであるが、これは仮説である。多くの研究者のご批判を仰ぎたい。

*目玉の裏側に当たる部分で確認された「層間異常の堆積構造」を見る綿貫氏(左)、権藤氏(右)。

 ★第一面の背後、従って、第二面の左側面に4個の“目玉の卵”を発見。安里先生(沖縄県埋文センター所長)が指摘するニイブが混ざった跡とは異なるが、木村先生(琉球大学)が指摘する「層間異常による堆積構造(ブーディン状の目玉構造)」ではないかと思う。★目玉状に堆積して固まった岩は簡単に剥離するし、剥離した跡を整形・加工すれば、第一面の左目のようなものは比較的簡単にできるのではないかと思う。

検証2 目玉は2つか?
 第一面の目玉は両目が開いていると思っていたのであるが、違うかもしれないという推測をしなければならなくなった。「舌」だと思っていた平板が、実は左目を覆っていた板状の岩が脱落したもので、それを下から支えていた岩が目の前にあった。権藤氏は「本当?」と疑問の声を挙げており、両者の見解は一致していない。

*舌の下端、裏側に穴? 舌は剥離した岩か

 ★舌の下を覗いたところ、下部の端、付け根に凹みがあったので、覗き込んだところ、小さな円錐状の凹みが確認された。直径10センチ前後? 第一面の左目のペトログリフ(岩刻紋様)ではないのか? 尚、第一面の目は北西方向、与那国第一の聖地宇良部岳を凝視している。★第二面の右目も自ずからなくなり、左目ひとつだけではなかったのか? そして、その目は南西方向に沈む海底遺跡(あるいは台湾)を望んでいるのではないか。

検証3 人面岩は完全復元できる?
 3D作業のために人面岩周辺の清掃作業を行なったところ、従来は立ち木や灌木の枝葉に隠れて見えなかったところが視野に入ってきた。第一面、第二面が刻まれたメインブロックの他、南側に倒れて、ずり落ちた状態の第二ブロック、少し外れた場所に投げ出された第三ブロックの3個体である。この3個体を合体すれば、人面岩の元々の姿を完全復元することが可能のようだ。

*メインブロックの南側。波打つ合わせ面。頭部の大きな溝に注意!

*第二ブロック。右側が右のメインブロックと結合する。

*第二ブロックの手前に乗っかる第三ブロック。


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