ドクターいわくらの不・思・議・探・検
「宮崎旅行/霧島編」
あきら@すずき
3月1日
○羽田発7時20分宮崎着9時5分
2月6日(金曜日)午前6時半。格別、どこに集まれ、と指示があったわけでもないが、大体、この辺だろうというか、妙なカンがはたらく人たちの集まりらしく、ちゃんと羽田空港出発ロビーの一番奥まったところに集まった。
金さんこと金本隆さん。てっちゃんこと手塚肇さん、それから、複雑なコードネームを持つ鈴木敏幸さんご夫妻。それに私が加わって即席の宮崎組が出来上がった。話せば長いことながら昨年11月末、奈良県山添村で開催された『第4回イワクラサミット』の懇親会において、酔った勢いで「よし宮崎旅行をやろう」と私が持ちかけたらしい。
らしいというのは、本人にはまったく記憶がないためで、言われた金さん、世一さん、鈴木さんご夫妻は本気にして準備に入った。それに手塚さんが加わった。そして秘かに準備が進み、2月6日(金曜日)8日(日曜日)にかけて3日間、とりあえず宮崎県内外を駆け回ろうということになった。ちょうど私は『面白いほどよくわかる戦国史』(日本文芸社刊)を書き終えたところなので、きりも良かった。
○雪が天晴れに変わった
宮崎空港に降り立った時は、そうでもなかったのであるが、猫ばす堂こと谷口美智代さんとドッキングした後、一路霧島へ高速(宮崎自動車道)を鹿児島方面に向かって走る。
本来ならば、日向高原インターを下りて高千穂峰に直通で入れるわけで、霧島神宮にも比較的に簡単に入れたのであるが、途中から雪が舞い始める。天気予報もたまには当たるわ、などと言っていたが、車はどんどん進み、もう桜島も間近に見える横川インターまで来たところで高千穂峰に向かう。
そして霧島神宮に到着した頃には雪も上がり、空はからりと晴れ上がった。そこで全員、参拝をした後、元宮に向かう。ここから先が問題なのだ。ヘアピンカーブの連続する山道を登れるか。運良く山中には雪が降り積もっているが、路上は乾燥しており、走行には問題ない。とうとう山頂部に到達してしまった。固雪を一歩々々踏みしめて元宮へ歩みを進めると、はるか遠く韓国岳と高千穂峰を二つの峰にして聳え立つ鋭鋒が見えて来た。それを拝する形で祭壇が組んである。
なるほど! あの山こそ、つまり、高千穂峰こそ、かの有名な「天の逆鉾」が突き刺さった山か、と素直に喜びの声を上げたわけであった。シンプルな石の祭壇を取り囲む祭場は、つい最近のもののようで、私の目には新しいものに見えて興味が薄れたが、元々の形を残す祭場が見たい、と思った。
その意味では時間がなくて行けなかったのであるが、「東霧島神社(つまのきりしまじんじゃ)」には是非行くべきだったかなと思った。なぜなら、こちらの神社は創建当初から一度も移転することなく今日に残ったと伝えられており、霧島はじめ周辺火山の度重なる爆発にも関わらず、しぶとく生き延びてきたからだ。きっと古くからの形や何か、手掛かりになる何かを残してくれている、そう思ったからだ。
私が見たいものは、あくまでも原始古代の祭祀遺跡であり、このような新しい祭祀遺跡ではない。これでは昨今の神社を見るのと対して変わりはない。何か、手か狩りはないものか。探して見たが、何も見つからなかった。最初の印象は、かくの如しであった。それにしても寒かった。
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