kitombo.com | ドクターいわくらの不・思・議・探・検 | 2004年5月3日
kitombo.com

ドクターいわくらの不・思・議・探・検
「宮崎旅行/生目古墳群〜笠置山墳丘墓(4)」

あきら@すずき
5月3日

○生目古墳群への疑問
 私は古墳については詳しいことは知りません。このことについて繰り返し言っておきたいと思います。そうでないとなかなか奥深い世界なので、古墳について語るのは問題がいろいろと発生するのではないかと思うのです。
 さて、古墳については私はまったくのど素人です。しかし、まったくのど素人に見破られるような幼稚な小細工をしているのが宮崎県の考古学会なのです。誰が、どう見ても、生目1号墳とか、3号墳の測量図を見た時、前方後円墳と言い切るには無理があると言っておかなければならない。
 ところが、専門家はまったく逆の言い方をする。実名は付せることにするが、彼は言う。
「私が生目古墳群を歩いて最初に驚きましたのは、3号墳という長さが140mほどの古墳です。規模だけでなく、大変古い時代の墳丘の形をしていたからです。また、その北側にある1号墳にも驚かされました」「何故かといいますと、前方部の平面形が三味線の撥のように先端が広がっていたからです。撥形に開く前方部のかたちというのは、現在日本で最も古い大型の前方後円墳として知られる奈良県の箸墓古墳という古墳がございますが、その古墳の前方部の形態とそっくりなのです」
 どこが、そっくりなのだろうか? 私には理解できないのですが、無理やり整形した生目1号墳と箸墓古墳の測量図を比較すると違いは明瞭であるはずで、勝手に前方後円墳の形を実線でなぞってみても、等高線が描く図形はどう見ても寸胴の図形が見えるだけなのです。勝手に前方後円墳の図形を造っているだけではないのでしょうか? 先入観が引っ張っているのではないでしょうか?

○笠置山古墳群への疑問
 生目古墳群の羽の部分が削り取られているのは偶然だと思っていたのですが、笠置山古墳群の観察に取り掛かったところで見方を変えました。これは奇怪しいということです。笠置山古墳群をはるかに望む岩戸神社の境内に立って、笠置山古墳と称せられる古墳の後円墳の頭の部分を遠望しました。岩戸神社の脇を走るバイパス道路が笠置山古墳と称せられる古墳の後円墳の頭の部分に突っ込んで行きます。
 地図上でバイパス道路の行方を追ってみますと、笠置山古墳の後円墳の頭の部分に突っ込んで行きます。つまり、鳥型古墳と日高祥氏が主張するところの最も肝心な部分、鳥の頭の部分を直撃して破壊しているということです。それにしてもこの道路は必要なのだろうか? どうしても必要な道路だったのでしょうか? あっても、なくても、いいような道路に見えるのですが、私の僻目でしょうか?
 そうなると、逆に考えてしまう。あの生目古墳の羽の部分の土砂を持ち去ったのはと何故でしょうか? あのことによって、鳥型古墳の全体像が見えなくなってしまったのです。この笠置山古墳も同じです。頭の部分を道路工事の名のもとに直撃して破壊してしまったために全体像が見えなくなってしまったのです。これは見えなくしてしまったのではないでしょうか?
 計画的に破壊しているのではないか? そう思えて、仕方がないのです。宮崎県の考古学会は何をしているんでしょうか、いったい。黙って、見逃しているのでしょうか? それとも破壊に協力しているのでしょうか? あまりに理解し難いことばかり多いのです。

これまでのコラム
kitombo.com