kitombo.com | 大ピラミッドの話 | 2007年2月5日 
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大ピラミッドの話
「雪の無い冬」

今尾 いくる
2月5日

 最近どうも暖かいと思って調べてみると、温暖化が顕著になっているようだ。例えば、先週気象庁が発表した今年1月の天候であるが、

全国的に高温、北日本と北陸以西の日本海側で記録的な少雪
 強い寒気の南下は一時的で、冬型の気圧配置は長続きしなかった。このため、全国的に高温となり、北日本や北陸以西の日本海側の降雪量は記録的に少なかった。

急速に発達した低気圧による暴風、高波、大雨、北海道の大雪
 5日に四国の南海上にあった低気圧が、6日から7日にかけて急速に発達しながら東日本から北日本の太平洋側を北上し、その後、一時的に強い冬型の気圧配置となった。この急発達した低気圧や強い冬型の気圧配置により、西日本から北日本にかけては暴風、高波、大雨、北海道のオホーツク海側や太平洋側東部では大雪となり、大きな被害が発生した。
(気象庁HPより)

 とある。不安を煽るつもりは無いが、豪雪地帯に雪が無いというのはやはり変だ。雪が降らなければ、氷も張らないという訳で冬の風物詩であるわかさぎ釣りで、氷上ならぬ橋の上から釣り糸を垂れる人も出てきた。
 気象庁の資料を調べてみると、ここ数年異常気象が世界各地で多発している。毎年数十件のペースである。折りしも先週末、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第四次報告書が発表された。100年先の気温は温暖化傾向がこのまま続けば最悪のケースで6.4度の上昇だそうだ。
 因みに、「専門家への取材や最新の科学的調査によれば、破局を表す世界終末時計の深夜0時は地球の平均気温が産業革命(1750年)以前に比べ2度(現在と比べて1.3度)上昇した時点と設定できる。人類絶滅にはいたらないが、温暖化が一気に加速し問題解決がきわめて困難になる境目が2度上昇と考えられているからだ。」(参考資料)とある。100年で6.4度上昇すると言う事は、単純計算で1.3度の上昇は20年後に現実となる。
 考えられている二酸化炭素削減がうまくいったとしても効果が出るのは100年先という話もある。残念ながら今直ぐこの状態を変えることはできそうにない。私たちができる事と言えば、二酸化炭素削減に加えて、自然から目を離さず、変化を注意深く見守る事しかなさそうだ。注意深くしていれば、不意を衝かれることも少なくなるだろう。
 今年も暑い夏が予想されるという。詳しくはインターネットなどで調べていただきたいが、私が知る限りでは以下に注意すべきであろう。
猛暑(高温と渇水)
 言うは易く、行なうは難しいのはわかっているが、一旦こうなったら、涼しい所へ逃げるしか解決策はなさそうだ。

強烈な台風
風: 去年関東地方の鼻先をかすめた台風の最大風速は秒速72メートルであった。九州・沖縄地方に上陸した台風も多かったと思う。
高潮: 台風とは猛烈に発達した低気圧である。

集中豪雨
 最近、川や下水が溢れることも多い。雨の降り方が以前よりずっと集中的で激しくなっているからだ。落雷にも注意を要する。

生物の異変
 今年はもうすぎ花粉が飛び始めたそうだ。当人には本当に辛い事であろうが、花粉はまだ良い方かも知れない。生物の生存圏が北上しているという話も聞く。生態系が変わるのである。人里に出没する熊なども実は温暖化の影響を受けているのかも知れない。乱獲の結果と言われる漁獲量の減少には温暖化は関与していないのだろうか。

そして食料
 世界経済の仕組みを考えると、食料輸入を減らす一方国内生産を増やすのは、行なうは難い部類に入るであろうが、あまり外国に頼ってはいけないし、あるいは頼ってはいかれない状況が出てくるかも知れない。将来を考えると国内での生産量を増やしておく必要はないのだろうか。
 などなど注意すべき事柄はいくつもありそうだ。現れる困難に耐える力が暫くは必要なようだが、終わりの無い話は無い。終わり良ければ全て良しである。

参考:
 日本語版ニューズウィーク 2007・2・7 地球温暖化 破局まであと7分

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