2月18日元旦の新月から地球をひと回りして3月19日が次の新月である。従って旧暦(太陰太陽暦)ではこの日から2月、如月だ。春節のお祭も終わり、まさに春本番。
そしてその3日、新暦で3月21日は春分の日となる。春分は昼と夜の長さが同じになる日として理解されているが、重宝しているインターネット百科事典『ウィキペディア』から関係する事柄を幾つか写すと、
- 天文学では、太陽が春分点を通過した瞬間、すなわち太陽の視黄経が0度となった瞬間を春分と定義する。
- 『暦便覧』に「日天の中を行て昼夜等分の時なり」と記されている通り、春分では昼夜の長さがほぼ同じになる。しかし日本付近では、年による差もあるが、平均すれば昼が夜よりも約14分長い。
- 日本においては、春分の日は国民の祝日となる。またこの日をはさんで前後7日間が春の彼岸である。第二次大戦前は春季皇霊祭として祝日であった。
- ヨーロッパなどでは、春分をもって春の開始とする。いくつかの国では休日とされる。キリスト教で復活祭の日付を算出するには、春分を基点とし、春分後最初の満月の次の日曜日を復活祭の日と定める。
- 二十四候をさらに区分けした七十二候では、雀が巣を構え、桜の花が咲き始め、遠くで雷の音がし始める頃(日本) (引用終わり)
桜の花が咲き始めるとあるが、今年の開花は、近畿で6ッ7日、関東以北では8ッ9日程例年より早くなりそうである。以前のコラムで今年は雪が見られないと書いたが、大分遅れて漸く降ったようだ。東京でも、先週3月16日に5分間だけ初雪が降ったそうだ。観測史上最も暖かい冬。
ところで、春分は天文行事として重要であり、昔から知られているというニュースが最近あった。
『南米ペルーの遺跡をめぐる議論に決着:「13の塔」は2300年前の太陽観測所だった:
南米のインカ帝国といえば、太陽への信仰と発達した文明で知られているが、その起源は想像以上に古いかもしれない。ペルーにある「Chankillo遺跡」が、約2300年前の太陽観測所であるとする研究結果が発表された。南北アメリカ大陸で発見された古代観測所としては、最古のものである。

June Solstice: 夏至、 Equinox: 春分・秋分、 December Solstice: 冬至 (文献は下記)
この写真は雄弁だ。春分・秋分が真ん中にあるのが良くわかる。また塔の数が13というのも、月の運行と関係していそうでおもしろい。因みに、日本でも3500年前の縄文遺跡に日の出・日の入りに関するものがあるようだ。安中市の天神原遺跡などがそれだ。日の出・日の入りは社会の基本であり、従ってその位置も頻繁に観測された。現在、地球は春分点を通過中である。
引用文献:
ペルー Chankillo遺跡
http://www.astroarts.co.jp/news/2007/03/05ancient_observatory/index-j.shtml
Yale University / University of Leicester (写真提供:Ivan Ghezzi)
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群馬県 天神原遺跡
http://tokyo.cool.ne.jp/jomon/land01.html
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訂正: 書き忘れてしまいましたが、雨水のコラムでの「迎春」は小林弦彦さんの「旧暦はくらしの羅針盤」にある話です。