前回、水中写真の画質は“撮像素子面積÷画素数”で決まることをお話しました。続きです。
4ミクロンの壁
専門家に登場してもらいます。ホントウの水中デジカメ講座を持っておられる文月良(ふづき・りょう)氏によると 満足のいく水中写真を撮ろうとするなら画素と画素との間隔は、4ミクロンメートルは必要だそうです。ただし文月氏の考える満足のいく人とはプロカメラマンやプロに近い人なので、普通の人はそれ程気にしなくてもいいかもしれません。また1ミクロンメートルとは1ミリの1000分の1です。
計算してみると600万画素クラスのデジタル一眼レフカメラでこの距離は7−8ミクロン、従ってカメラとしての性能は十分できっと良い写真が撮れるはず。後はカメラマンの腕次第。一方400万画素のハイクラスデジタルカメラの場合は3ミクロンメートル程度となり、お日様が水中にもさんさんと降り注いでいる時には良い写真が撮れるかも知れませんが、条件の良い時ばかりでないのでぼやけた写真も多くなります。一般のポケットカメラでも同じです。
繰り返しますが、水中デジカメでまず考えなくてはいけない要素は、画素数ではなくて、一つ一つの画素の大きさで、できれば4ミクロンメートルより広いもの。新しいデジカメが出たら、画素数に目が行くようだとシロウト、どんなチップ(撮像素子)を使っているかを先ずチェックするのがクロウト…らしい。あっしですか?あっしはシロウト、いつも何百万画素と大きく書いてある数字にだまされてしまうのです。
参考: 画素間の距離
水中デジカメプロジェクトNo.005 文月涼 DIGITAL PHOTO 2003/03号より
カメラ型式: 画素数 撮像素子 間隔(ミクロンメートル)
一眼レフ: 630万画素 22.7mm x 15.1mm 7.389
一眼レフ: 610万画素 23.7mm x 15.6mm 7.879
ハイエンド: 500万画素 1/1.8 2.726
ハイエンド: 400万画素 1/1.8 3.071
ハイエンド: 320万画素 1/1.8 3.407
ハイエンド: 200万画素 1/2.7 3.317
写真と言えば
海底遺跡を撮るための水中写真について話してきましたがここで陸の話題を一つ。筆者の古くからのトモダチに写真家が一人います。アマチュアということになっていますが、カメラ雑誌の推薦で銀座で個展を開いたり、作品を売ってあげるという人が出てきたりで腕はプロ級。
ま、判断は皆さんにお任せするとして、鎌倉は七里ガ浜の風景が毎日、調子がいいと朝・昼・晩と日に3回もインターネットで発表されます。海・波・人・犬・猫などそれぞれで毎日見ても飽きないサイトです。この前の台風の時なんかビッグウェーブがすごかったですし、朝5時から水着でバレーボールやってる人なんているんですよ、本当に。するほうもするほうだけれど、撮るほうも余程好きでなければ…
写真家というと基本的に多くの写真を撮ってそこから良い作品を選び出すと思いますが、デジタルになると現像の手間が要らないので、あまり苦痛でなくなるかも知れません。パチパチとって、インターネットでどんどん発表しちゃう、これが現代の写真家かも。
スターボードきまぐれギャラリー
毎日2−3回更新。最近100万ヒットを達成したサイトです。皆さんが撮られた写真をメッセージボード(掲示板)にペッタンしてあげると、いっちゃんうれしいにゃーとか。
http://starb.cool.ne.jp/
酒井いちろう・ギャラリー(作品集)
http://kurukuri.or.tv/start_html/sakai/sakai_gallery.htm