その5「お祭り〜夜編〜」
子供はもちろん、大人だってウキウキしている。
レストランで夜ご飯を食べようとすると、
「娘がお祭りに出演するから早く閉めたいんだ」と言われてしまう。
皆がソワソワしている。
懐中電灯でも照らせない暗闇の中、顔は見えないが皆うれしそうだ。
一生懸命に練習してきた成果を出す子供達。
伝統的な衣装を着て、伝統的な音楽に合わせて踊る。
あれっ。1人だけ皆と反対の方向へ行ってしまう男の子がいる。
みんな笑って、口笛吹いて、手を叩いて。
そんな光景も何だかあたたかい。
みんなで参加しているのが分かるから。
圧巻は、ディスコティックな音楽にのって、
女の子達がウォーキングする“民族ファッションショー(命名)”。
色とりどりの多種多様な民族の服を身にまとい、レストランの娘さんが、
みんなが、お化粧をして、モデル張りのポーズをとっている。
そして、ラストは朝まで続くバンド演奏。
夜更けの村に「ホテル・カリフォルニア」
こんなに、奥の奥に来ても、若者は若者なんだな、と思う。
ミャンマー人、日本人、入り乱れて遊んでいる。
こんな私達は一体どんな存在なんだろう。
日本人には白人的要素がある。
ここで言う白人的な要素というのは、もちろん身体的特徴ではない。
生活して行く上で、自然と接し、吸収しているであろう白人文化の事だ。
私は日本人であって日本人じゃない。
例えば、今ミャンマーでアメリカ音楽を演奏している少年達は
他国の音楽文化からまた異なる要素を吸収していくのだろうか。
日本のように様々な出会いがあり、他国の文化と接触しながら文化の破壊構築を繰り返し、
発展したような国がある。
他国生まれのオリジナリティー溢れる音楽やファッションを模倣する事を平然と行える環境にある。
とにかく、前へ前へ進む。
その目覚ましい発展と快適な生活はありがたいものだけれど、
伝統文化というものがどんなに発展しても容易くは生まれて来ない、
また、守るという事がどんなに根気のいる作業なのかという事がここミャンマーに来て、肌で感じた。
日本の伝統が薄れ行かないように、カッコイイ日本民族の大人でいよう。
難しい話はさておいて。
さて、夜も更けた。
私も若者にまじり、お酒を飲んだり、バイクに乗ったりしよう。
酔っぱらって転んで見上げた空は、キラキラと輝く星で埋め尽くされていた。

ミャンマーという国では、人を介して、どんどん人を知り、
その温かさに感動し、新しい世界観の出会いに驚く毎日を過ごしました。
あの日あの時にミャンマーにいたという事は、二度と同じ事はできない、
そこに居合わせた人しか経験し得ない貴重な体験だったのだと思います。
このような機会を与えて下さった、出会った全ての皆様に対し、お礼の気持ちでいっぱいです。
「チェズ ティン バーデー☆」
また行きたい!