kitombo.com | TAKACOだより | 2002年4月15日 
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TAKACOだより
「春はやっぱり桜」

TAKACO
4月15日

 今年は本当に桜の開花が早かったですね。だって普通は桜がはらはらと舞う中、入学式の会場にお母さんと一緒に子どもが向かうという光景が4月の初め頃に見うけられるはずなのにもうお彼岸の頃には桜が咲いてましたから。
 そんなニュースを聞きつけた大学時代の友人から『今年は桜が早いって。お花見の予定立てようね』とのメールが届きました。そうなると話は早いんです。
 さっそく場所の選定が始まりました。
 東京都内は桜の名所が数々あってどこに行こうか迷ってしまう程なのですが、意外と夜桜見物出来る所は少ないですよね。
 やはり真っ暗闇を手探りで歩くよりもきれいにライトアップされていた方が気分的に違いますからね。そういった観点から選ばれた花見の場所はやっぱりというか結局というか九段下の『千鳥が淵』でした。
 はい、ここからが回想シーンです。
 千鳥が淵といえば実は仕事場が神田にあった頃(遡れば8年程前かな?)からのおつきあいで、よく仕事仲間と『今日お花見どう?』『うん、OK!』とか言いながら早々に仕事を切り上げ、近くのお店で食料とお酒を買いこみ、『いざ千鳥が淵!』と繰り出していたのでした。
 もちろん先発隊がしっかりと場所を確保し、後から補給部隊が合流するわけですが、何故かしら夜桜見物をする時は寒いんですよね。
 初めのうちは『わぁ、桜がきれい!』とか風流なことを言ってますが、そのうち花なんか見もしないでひたすら飲んで食べてしゃべる!寒さに震えながらもわいわい騒いで終いにはライトアップの時間切れで真っ暗に・・なんてこともよくありました。
 昔の話はこれくらいにして、結局メールを送ってくれた友人が方々に声を掛けてくれて当初は大人数が予想されたのですが、いざ蓋を開けて見たらたったの4人になっていました。そしてまたその夜は寒かったんです。それでもさすがに千鳥が淵は花見をしようという人々で溢れていました。
 結局我々は「場所確保落ち着き方式」ではなく「ゆっくり通過方式」で花見をすることになりました。
 その日は意外と「ゆっくり通過方式」をとる人々が多く、千鳥が淵を覆う数え切れないほどの桜を堪能することが出来ました。
 満開の桜が空を覆ってまるでここは桜の間かしらと錯覚してしまいそうなほどです。でももっと美しかったのは対岸の桜が川面に映りこむ様、そして散り始めた花びらが川面に浮かぶ景色です。
 少し風が吹くと花びらがはらはらと舞い降りて、我々は言葉を無くしてただただ歩くだけでした。私が日本に住んでいて良かった、と思う瞬間は満開の桜を見た時と、美味しい和食を食べた時なんですが、この日はつくづく日本に住んでいて本当に良かった、と思ったわけです。
 どれくらい歩いたのかあまり覚えてはいませんが遊歩道を通過するとそこは半蔵門のあたりでした。風情を楽しむと言ってもやっぱりお腹は減るのです。
 一瞬にして花より団子と化した我々はこれも予め友人が当たりをつけていたお店に直行。女4人集まれば何とやらでさっきまで静かに花を見ていた淑やかさはどこへやら、皆一斉に口を開き、思い思いのおしゃべりに花が咲き、気が付いたら『大変、急がなくちゃ電車が無くなっちゃう!』という時間になっていたのでした。
 ともあれ今年も何とか千鳥が淵の花見が出来て良かったわけですが、実は今年は意外と花に恵まれてそれから3回程見事な桜を堪能しました。
 今はすっかり葉桜になってしまっているけれど、来年もまた美しい花を見せて頂戴ね、と願う今日この頃でありました。
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