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四角状の指の先端は(写真77)、実際的で常識が発達していることを意味します。意思の指節が短いならば、意思に力を与え、ノーマルの長さならば常識を与え、長い場合はその方の特徴がさらに顕著になります。指節が長すぎる場合は、へら状の先端を持つのと同じくらい最悪です。なぜなら、長すぎる意思の指節に、四角状の先端が加わると、この方は狂信的な強情さを見せるからです。
写真78のようなへら状の先端は、親指にへら状の性格を加えます。つまり、行動的で、独立心があり、独創性に富みます。そして行動における意思はさらに強固になります。へら状の先端は、貧弱な意思の指節に大きな力をあたえ、ノーマルな指節に独創性と活動性を加え、長い指節に炎と行動力と、工夫力を与えます。
へら状の先端は短い指節を補い、強い指節はさらに強くなります。その結果、彼らの行動には独創性が加わり、力の使い方も変わります。長すぎる意思の指節にへら状の先端が加わると、危険なほど前向きになり、その方の人生における成功が難しくなります。
これまで述べた3つの先端とは、指の先端の姿です。次にこれまで述べてきた3つの意思の指節と、厳密にみると異なる形について見ていきましょう。これらもよく見かけるのです。
親指の意思の指節が、爪のほうから眺めると幅が広いのですが、最後まで広くない場合がよく見かけられます。これは平坦な神経質な指節とは異なります。なぜならほっそりとしていないからですが、同時に棍棒状の親指ほど厚みがあるわけでもありません。
これは「パドル状(短い、幅広のかい)」と良く呼ばれるのですが、幅が広いことが特徴です(写真79)。指節が長くて幅が広いのが特徴ですが、厚みはありません。これが示すのはあまりにも固過ぎる決意です。これが過剰になると絶対的専制主義になり、執拗さも異常になります。これは強烈な指節であり、そのように読んでください。
たとえこの指節の長さが少々短くとも、「パドル状」の先端ならば意思は極めて強くなります。しかしこの意思の強さは、肉体的強さには裏打ちされていません。肉体的に弱い方が多いのです。これはメンタル的な強さを示しています。したがって緊急の時には大胆に切り抜けますが、その緊張が過ぎると崩壊します。
時々、意思の指節が厚く、丸く、幅広く、爪が短く肌理の粗い親指に出会います。これは肺病持ちの爪でも先端でもなく、健康な人の手に見られるものです。この棍棒のような厚くて粗野な奇妙な姿は、「棍棒状の親指」と呼ばれますが、別名を「殺人者の親指」と言います。
この棍棒状の親指は呆れるほどの執拗さ、強情さを示します。これが通常の悪い手に見られると、良い資質が粗雑になり、暴力的な感情の爆発を見せます。しかしこの粗雑な困った資質が表面化するかどうかは別問題です。環境が良ければ、親指が棒状でもその荒々しい暴力的な面が表面化することはありません。
しかし棒状の親指の下に隠れている地雷を無視してはいけません。マッチ棒の炎で、その地雷は暴発するからです。
棒状の親指のほとんどは遺伝的なものです。手に棒状の親指を見つけたら、それは両親からの影響だと見て良いのです。私の経験では、棒状の親指が何世代に渡って引き継がれていても、悲惨な結果を生んでいないことがあります。でもこの棒状の親指は危険を示していますから、決していい加減に扱ってはいけません。
この形状の親指が「殺人者の親指」と呼ばれるからといって、この方が必ず殺人を犯すと結論はしないでください。実を言うと、「殺人者の親指」は態度が極めて穏やかな人にも見られるのです。このような場合は、その方が妊娠している最中であることが多いようです。
(つづく)