節だらけの手は、持ち主が理屈と分析に従って行動することを示します。最初の関節だけに節がある場合、その方は驚くほど知性的で、頭脳は明晰で情報もシステム的に捕えます。第二関節に節があれば、服装は洒落ており、身の回りを整頓し、どんな職業に就いていようと規律正しく整然と仕事をこなします。特に指全体が四角ならばこの傾向が強まります。もしも両方の関節の節が発達していたら、その方は分析家であり、衝動的な行動はいっさいしません。常に理由に基づいて行動します。
滑らかな指ならば、美を愛する人であり、衝動的で敏速です。彼はすべてに理由を探すことなく、第一印象や直観に頼ります。服装などに気を使い、花を好み、戦場の絵画や刺激的な音楽をこのみます。滑らかな手は火星人にとって危険な兆候です。なぜならもともと火星人は衝動的であり、思慮深くないと野蛮になってしまう可能性が有るからです。滑らかな指で火星人の傾向が強い場合は頭脳線が明瞭かどうかを見てください。明瞭ならばセルフコントロールが出来ます。
火星人が節だらけの指を持つことは良いことです。彼は注意深いでしょう。ところが火星人は衝動的なところがあり、滑らかな指を持つ方が多いのです。
長い指の持ち主は細かい詳細を好みます。この方が軍人ならば、軍事行動において部隊の装備や食料に充分な注意を払います。細部まで行き届いたサービスをするでしょう。服装もぴしっとしており、部下の兵士たちの兵器が磨かれているかどうかチェックします。彼は疑い深く誰も信用しないので、彼の指令が実行されているかどうかを自ら確認するでしょう。指の長い火星人は鈍い方です。衝動で動くことはなく、性急な行動はとりません。注意深く用心深く行動するのです。彼の攻撃性はそれほど強烈ではないでしょう。なぜなら細かいことに注意を向けるので、下の「宮」の強い性向が和らげられるのです。強い下の「宮」がある方は、通常、躊躇しないのです。
短い指の持ち主の火星人ならば、衝動的で燃えるような情熱のある方です。結果が分からなくとも停止しません。考えることも行動も素早く、向こう見ずです。その結果、素晴らしい成功を収めるか、あるいは大失敗を続けます。下の「宮」が巨大で指が短ければ、届きたい目標だけを見て途中にあるものを見ません。衝動と敏速な思考に従って行動するので、この方が思慮深くないと周りの人々の感情を大いに傷つけることになります。このような火星人の突進力は、普通の人々を怖れさせます。そこで彼はその無謀さで目的を遂げてしまいます。しかしこの方に危険は付き物です。敵が冷静で計算に強いと、攻撃にたいして抵抗でき、指の短い火星人を悲嘆の底に追いやることが出来ます。
親指は火星人の行動に決意の裏付けがあるかどうかを示します。洗練されたタイプならば洗練された親指を持ちます。そういう方は野蛮な力よりも戦術を使います。火星人の親指は筋力の強さを感じさせ逞しいエネルギーを感じさせることが多いようです。繊細な洗練された親指に出会うことは少ないでしょう。第一指節の幅が広く、あるいはパドル型で、第二指節がウエストのように細くなっていることがよくあります。このような姿は高級な火星人に備わるもので、強い決意と戦術的に優れた面があり、下の「宮」が持つ野蛮さを和らげます。しかし好撃性は揺るがず、強い意志で優れた理屈に支配されて攻撃をします。
大きくて長い親指は持ち主の強さを示します。親指が小さければぶつぶつ文句は言うし「虚勢を張り」ますが、大きな圧力の前に立つとすぐに尻込みをします。先端が尖っている親指は、持ち主の感受性が高いことを示しますが、実質的に弱くなります。たとえ下の「宮」が強くても、尖った親指だと、効力を失います。
(つづく)