kitombo.com | 手相の科学 | 2007年1月8日
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手相の科学
「手相の科学(55)
第17章 親指(9)」

大地舜
1月8日

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 このような棒状の親指が、基部の発達した手にあるときは注意が必要です。つまり金星宮が大きく、手が硬く柔軟性に欠け、短い指で、第3指節に非常な厚みがあり、第1指節が非常に短く、爪が短く、手の平の線が深く赤い場合は、あなたも威圧を感じるでしょう。
 殺人者の多くは棍棒状の親指を持っています。彼らは同時に上に述べたような、知性に欠けた凶暴な手を持っています。彼らの凶暴性の本能は極めて強く、多くの場合、嫉妬が彼らを暴力的にさせ、怒りの発作をもたらします。その時に棍棒状の親指が持つ恐ろしい特質があるので、人の命を奪うまでの強烈な情熱と決意を彼らに与えてしまうのです。このようなとき、棍棒状の親指は殺人者の親指となります。
 棍棒状の親指は、明らかに、暴力的な傾向、爆発する感情、殺人者の低レベルの特質を持ちます。しかしすべてはバランスです。手に洗練されたところや、良い習慣などの傾向が見られるならば、たとえ棍棒状の親指を持っていても、人々を傷つけることはありません。
 この親指は常に危険ですし、常に強情さを示しています。火がつけられると感情が爆発し猛烈な怒りを示します。棍棒状の親指を見つけたら注意深く研究するべきで、急いで結論を下してはいけません。手の全体を詳細に検討してバランスを見ます。特に棍棒状の親指とヘラ状の親指とを混同しないでください。
 肌理(洗練度)や密度(エネルギー)、色、特に赤色は強烈さと、熱情を加えますが、持ち主の性質に凶暴さや粗暴さを与えそうな特質に注意を払います。手の柔軟性は心が柔軟か、それとも頭脳が単細胞かを示します。金星宮を見ると、この方が愛情や同情心に満ちているか、それとも動物的な熱情の持ち主で、感情を管理できないかどうかが分かります。これらのすべてを注意深く考慮に入れないと、棍棒状の親指を持つ方についての判断ができません。これらすべてに配慮した上で、ようやくこの難しい親指の危険性について語れるのです。
 さて、意思と理性の指節を区分けしている結び目(knot)ですが、無い場合もあります(写真81)。この結び目は、どこで見かけられても同じ働きをします。つまり活力の流れを邪魔する存在なのです。したがって思考の慎重さをもたらします。
 結び目の存在は第1指節を強化します。つまりより分析的になり衝動的でなくなるのです。したがって、円錐状の先端の場合の意思を著しく強化し、他の先端の場合も力が強まります。このことは第2指節の理屈が強まり、第1指節の直感が弱まることを意味します。その結果、思考と考察にチャンスが与えられ、意思の力で急いで判断する傾向が和らぎます。
 最初の結び目を超えると第2指節に到達します。ここは論理、理屈のレベル、理解力、判断力、思慮分別の指標となります。一般的に第2指節には思慮分別を含めません。しかし、思慮深い人々は衝動で行動せずに、理屈を考える人ですから、第2指節に属すると考えて間違いありません。
 これまでたくさんの第2指節を研究してきましたが、思慮分別は第2指節に強く現れます。特に親指が手から離れておらず、手が硬直している場合にそれが顕著になります。手がこわばっている場合の思慮分別は、ケチな傾向を示すようです。
 第2指節を観察する時には、まず長さから調べます。第2指節が始まるのは、手の平との接合部分からで、終わるのは第1指節との接合場所です。まず親指を自然に立てた状態で見てみましょう。次に最初の指節を手の平の方向に曲げます。これで接合部分が見えやすくなり指節の正確な長さが分かります(写真82)。
 指節のノーマルな長さは、手の長さに関連します。長い手には長い指節が備わっており、短い手の場合は短くなります。そこで常に手の長さから見て指節の長さを判断し、さらに第1と第2の指節の長さを比較しましょう。普通は第2指節のほうがわずかに長いのですが、まったく同じ長さであっても悪いことではありません。

(つづく)

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