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手のパークッション(横腹)の全体に横線が見られる事がよくあります。これはこの方が多くの面でデリケートであることを示します。本人は健康面で自覚していなくとも、ひ弱な体質です。彼らは極端に神経質で、そのために病気になったりします。このような横線はお年寄りにもよく見られます。若い時にはなかった線のことが多いのです。歳をとり体質が弱くなってくるとこの線が現れます。火星人の上の「宮」の健康面の障害である咽や気管支や腸の炎症、血液の不順も月宮のパークッションのところに横線として現れます。
月宮の健康面に関しては後ほど列挙しますが、これらも「宮」の上に横線として現れ、あるいは手のパークッションの位置に横線として現れます。これらは咽から肝臓、膀胱までの構造全体の状況を示しています。もしも他に比べ、パークッションの一部に横線が固まっていたり、横線がパークッションから生命線まで横切っており、さらに爪や色にも欠陥が見られるならば、宮のどこにそれらが見られるかを検討することで、このかたの体どこに最初の欠陥が現れるかが分かります。この件については「線」の説明をする章で、詳細に説明します。
月宮人は純粋な形ではほとんど見られませんが、それでも典型的な人はいますし、すべての人が月宮人の要素を備えています。月宮人の領域はイマジネーションです。月宮人は人々があまりにも物質主義的になることを防いでいますし、「心の眼」で物事を見ることを出来るようにしてくれています。人間にはイマジネーションがありますが、それが他の動物との違いです。人間は心に映像を思い浮かべることが出来ます。ある種の言葉や音や印によって、すぐに意味を伝えることが出来ます。これがあるので会話などで人々と意思の疎通が出来るのです。
コミュニケーションは会話、電報などで行われますが、音やドットの組み合わせで、いろいろな意味を持たせています。それがいろいろな言語による言葉であり考えが作られます。また書くことで、構成された言葉によって、心にイメージが浮かびます。手話でも同じように指を使って言葉を表わし、思いを述べます。しかしこれらの方法が有効であるためにはイマジネーションの力が必要です。イマジネーションの力で心の中に映像を思い浮かべるのです。私が「家」と書けば、心に何らかのイメージが浮かびます。さらに「白壁の家に低い屋根があって赤い煙突がある」と書けば、「心の眼」はそれなりに家を思い浮かべます。これがイマジネーションの力です。これがなければ意思の疎通も出来ませんし自己表現もできません。
したがってイマジネーションを代表する月宮人は大事な存在です。これがあるから意思の疎通が出来るのです。そこで月宮人も7つの人間タイプの一つになっているのです。豊かなイマジネーションを持っているかたは、語彙も多く表現力も豊かで、新しい考えを発展させる能力も高くなります。頭が鈍いと、語彙も少なく、アイデアをすぐに理解できなく、何度も頭にたたき込まなければなりません。このイマジネーション力と演説力が、優れた月宮人を偉大にします。イマジネーションがない方は無骨者と呼ばれます。この方は思ったことを巧く表現できないでしょう。
自ら触ってみないと何も信じられない人は、心に絵を浮かべることが出来ないのであり、人生の喜びに預かることが出来ません。想像力が不足しているからです。よく発達した月宮を持つ方は、表現力が豊かな方でイマジネーションを楽しみます。月宮が発達していないなら(写真123)、この方は何も心に映像を浮かべることが出来ないでしょう。写真122のように過剰に月宮が発達しているならば突飛な考えに走るでしょう。イマジネーションも行きすぎると危険です。時には完全にコントロールを失って、気が狂ってしまうかもしれません。この「宮」がほどよく発達しているのが理想です。過不足無ければ健全なイマジネーションの持ち主で、物質主義の領域を超えて生きることが出来るでしょう。
(つづく)