kitombo.com | 手相の科学 | 2007年1月29日
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手相の科学
「手相の科学(58)
第17章 親指(12)」

大地舜
1月29日

(写真はクリックすると大きくなります)

 親指には相反する2種類の形態があり、それがいろいろな発展段階で混ざり合っています。形態とは、「しなやかな」親指と「硬直した」親指です。最初の「しなやかな」親指は、しなやかな手と同様に関節の部分で後ろ側によく曲がります。それは手の下のほうにセットされた親指が横に開くのとは違います。そこで「しなやかな」あるいは柔軟な親指と呼ぶのが正しいと思います(写真84)。なぜなら最高度の柔軟性を持つからです。
 このしなやかで柔軟な親指が示すのは、奔放な性格です。このような親指を持つ方は金づかいが荒く、頭脳明晰で、才能に富み、変化する環境に自らを合せていくことが上手です。彼らはどこにでも溶け込み、感傷的で、気前が良く、同情心が篤く、物ごいには最後の1セントまで与えてしまい、倹約をしません。つまり「苦難な時に備えて」貯蓄をすることもありません。
 彼らは感情的で、極端に走り、ある日はご機嫌で、別の日は物思いにふけります。このようになるのは、多才で融通がきくためです。また、才気縦横なので多くのことを一時にできます。彼らはこつこつ働くタイプではなく、素晴らしい疾走をして成功を手に入れます。
 彼らは人に指導されることを好みません。同胞たちの上を行く抱負を持ちますが、実際にそれができる多彩な才能を持っています。彼らは才気縦横で一緒にいても楽しい性格ですが、その華々しさによって破滅することがよくあります。このような親指に出会ったら、「しなやかな」親指の特質を想い出してください。
 指の先端が四角状で、頭脳線が明晰で、土星宮が発達していたら、この方はバランスを最高に保てます。ヘラ状の先端という独創性は、あまりこの方の助けにはなりません。円錐状の衝動性も同様です。この方をまじめにさせる特質が助けになるのです。
 硬直した親指は関節部分が固く、「しなやかな」親指のようには、後ろ側に曲がりません(写真85)。この親指は直立して手から離れない傾向があります。そして関節が硬いのです。この指の固さの程度は関節の曲がり具合から判断します。
 硬直した親指の持ち主は、実際的で常識が発達しており、経済的でケチで、すべてを注意深く計量します。この指の持ち主は意志が強く、頑固さもあります。さらに注意深く、控えめなので、頼もしさには欠けるかもしれません。
 彼らは貯蓄に励み、こつこつ働き、しなやかな指を持つ同胞が、なんでお金を投げ捨ててしまうのか理解できません。彼らの収入はしなやかな親指の持ち主の4分の1かもしれませんが、得たお金を貯蓄することができます。彼らは安定しており極端に走らず、多くを期待しません。したがって多くを得られなくても失望することがありません。
 彼らは彼らなりに人生を楽しんでいますが、静かに楽しむほうです。彼らは多くのことを同時にできませんが、行うことは何でも上手にこなします。彼らには伸縮性がありませんが、目的意識がしっかりしており尊敬されます。さらに正義感も強く、自己管理ができます。
 硬直した親指の持ち主は静かで注意深く、経済的で実際的で信頼のおける存在です。多彩で才気縦横な性質を持つしなやかな親指の人ほど、人を惹きつけることはありませんが、多くの優れた資質により人々に尊敬されます。
 硬直した指が粗雑で平凡ならば、この指の良い面が減じられ、ケチで意地の悪い、心の固い人物となります。硬直した親指を評価するには、顧客のもつ質を注意深く観察しなければなりません。そうしないと異なったレベルにクラス分けするという間違いを犯します。優れた硬い親指には高い評価をあたえ、粗雑な硬い親指には低い評価を与えてください。
 親指を観察するときには、必ず密度に注意してください。意思や理性をエネルギッシュに支援しているか、それとも怠けているかを見るのです。力のない親指に密度の高い手(エネルギーがある)が備わるほうが、力強い親指がたるんだ手に備わっているよりはましです。
 すべての親指が機能するかどうかは密度によるのです。そこで手にエエネルギーがあるか、それとも怠け者の手かを観察してください。柔らかい手にある優れた親指は、やる気はあるのですが「すぐに疲れてしまう」のです。

(つづく)

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