月宮がよく発達しているのは、偉大な言語学者、音楽家、作曲家、恋愛小説の作家などです。作家ならば心の眼で性格を見抜き、適切な表現で登場人物に生命を吹き込み、読者が現実だと感じるようにすることができます。光景や登場人物を眼に浮かべさせることができ、楽しく読めるのは、想像力の力です。私たちに想像する力がなかったら、何も理解ができませんし、見たものしか了解できません。想像力がなければ美しい風景も鳥も花も色も意味がないでしょう。そうなると残るのは退屈で単調な世界です。
想像力がなければ未来への希望も生まれません。もっとも、多くの人は希望を持つことを知りません。未来の姿が見えていないのです。こういう方は、月宮人の資質が不足しています。こういう方は、真実など存在しないし、人生とは無意味な苦悩に過ぎないと主張するでしょう。また、想像力がありすぎると間違った結論に到達することもあります。しかし。ある程度の想像力があるほうが水平線の彼方を見ることができないよりもましです。
典型的な月宮人のイメージというと、背が高く、肉付きが良く、下肢がしっかりしており足が大きい感じです。この方は頑丈に見えますが、筋肉はしっかりとはしておらず筋力は強くありません。筋肉はソフトでたるんでおり、筋力がなくスポンジ的です。白人の場合は色が真っ白で、とくに顔面蒼白で心臓病を持つことが多く、肝臓に問題が出やすく、浮腫症になりやすいでしょう。月宮人のイメージからいうと、この方の声は高く細い感じです。耳も小さく頭に密着しています。手は膨れた感じでしょう。指は短く滑らかです。指の先端は円すい状か尖っているでしょう。親指も小さく、最初の指節が短くとがっています。
月宮人は想像によってコントロールされるので、夢見がちで気まぐれで理想主義的です。彼は空想のお城を建設し、偉大な事業を夢みますが、実現はしません。なぜなら実際的な価値に欠けるからです。極端なケースですが、月宮人は怠け者のことがあります。夢幻の世界に棲むことを好み、地上にとどまることを嫌うからです。
彼は自らの想像の餌食となり、病気だと思い込んだり、さまざまな不安定要素を抱え込み、移り気です。彼は平凡な生活に満足できなく、常に手の届かないものを求め続けます。したがって、月宮人は長く一ヶ所にいることができず、場所や風景を変えます。この落ち着きの無い性格のため、最後のお金を使い果たすまで旅をするので、偉大な旅行家になることもあります。「宮」に線が多いほど、落ち着きの無い月宮人で、場所を転々と変えます。
したがって月の「宮」に線が多いことは、特別に『旅』を示すわけではありませんが、「月宮人」の特質を強めます。そこで月宮人の落ち着きの無さが、お金のある月宮人を旅に向かわせます。手に固さがあり、富みを手に入れた月宮人は、長い旅行に出かける傾向を持つでしょう。一方、旅行が出来ない月宮人の手にある線は、この人の変化への渇望を示しています。
(つづく)