親指の色も見てください。冷たいか、情熱的か、ふつうに健康か、あるいは胆汁性の黄色などです。色は、脳における意思と理性の領域に影響を与えています。健康な方は、弱い意思でも、病気持ちで冷たい色の方よりもましです。胆汁は頭脳を詰まらせます。そのため親指が黄色だと、たとえ強い第2指節にを持っていても、価値が減ります。
次に親指と合せて「宮」を見ていきます。決断力があるかないか、論理力があるかないかが「宮」の特質にどう影響しているかを見るのです。
たとえば、優れた親指を持っていると、木星人の野心、誇り、名誉心、宗教心などはより確実に現れてきます。大望を持つことは良いことですが、理性的な意思の裏付けなしに、真の成功を得ることはできません。木星人の特質は、小さくて先端のとがった親指を持つことにより減じられます。
優れた「宮」に遭遇したらまず、それが何を示すか考えます。さらに強い親指か弱い親指かを見て、「宮」の特質が、理性や決意によってささえられているかどうかを見ます。
優れた親指を持っていれば、土星人の知恵は強化されます。一方、弱い親指だと知恵が弱まり優柔不断となります。
優秀な太陽人で強い親指を持っていれば、ビジネスに最適です。親指が小さく先端がとがっていれば、純粋な芸術的感性を持っています。しかし先端が四角ならば、より実際的になります。
抜け目のない敏捷な水星人の場合、大きな親指を持っていれば、どの方面の才能を伸ばしても強くしっかりしたものになるでしょう。しかし弱い親指で先端が円すい形ならば抜け目なさや敏捷性は弱まります。四角い先端ならより実際的になります。
極めて攻撃的な火星宮の下部も、親指の影響を受けます。強い親指にヘラ状や四角い先端が備わっていたら極めて攻撃的です。しかし、親指が小さくて先端がとがっていたり、円すい形ならば、その勢いのほとんどを失います。
火星宮の上部は抵抗力を示します。親指が大きければ冷静で不撓不屈でしょう。小さければ、挫折しやすくなります。
月の宮の場合、強い親指を持っていれば、より実際的な幻想を持ちます。とくにヘラ状や四角の先端を持っていれば現実的となります。一方、小さな親指を持っていれば、イマジネーションがより豊になります。指の先端がとがっているようならば、空想の度合いが高まります。
金星宮の場合、強い親指ならば愛や同情が強く実際的です。小さな親指で先端がとがっているならば、愛も同情も不安定となります。
クリティカル(精密)な爪は決意を示しますが、大きな親指はそれを増大させます。どのような爪のタイプでも大きな親指があれば、持っている特質が強まります。弱い親指ならば、爪の特質も弱くなります。
節の多い指に大きな親指が見られれば、分析的な傾向が強まり、真理の追求も鋭くなります。一方、小さな親指ならば、その傾向が弱まり、分析せずに納得する性向が出て来ます。
大きな親指は滑らかな指を強化します。小さな親指ならば、このかたはより衝動的になり、円すい形の持つ芸術的な性向を強めます。大きな親指は四角状やヘラ状の先端を持つ方を、より行動的、より実際的にします。親指が小さければ、ヘラ状や四角状の先端を持つ方は、行動型ではなく話すだけの人になります。
大きな親指は、円すい形やとがった先端の持つ芸術的な面を減少させ、より現実的・実際的な力を発揮させ、何かを成就させます。一方、親指が小さいとその方は夢見がちになり、努力を怠ります。
指の短い方の親指が大きいと、その方はより迅速になり決意も強くなります。短い親指だと敏捷性とか直感力はそのまま残りますが、力が弱まり、実際的でなくなります。
指の長い方の親指が大きければ、その方の長い指の特異な特質が強まります。彼らは詳細な細部を愛好し、それを実行します。親指が小さくて長い指ならば、やはり細部・詳細を好みますが、結果にそれほどこだわりません。
滑らかな指を持つ手、円すい状とか、とがった先端、小さな親指は、芸術的、詩的な感性を示します。
大きな手で、節のある関節、四角状またはヘラ状の先端を持つ親指は、科学的、機械的、実際的な手です。女性で小さな親指の方は愛情で結婚し、相手に生活力があるかどうかは深く考慮しません。彼女は貧困を恐れず、酒乱とでも結婚します。なぜなら更生させることができると思うからです。このような女性たちは心と感情に支配されています。
大きな親指を持つ女性も真実の愛を持っていますが、同時に相手の生活力も考えます。彼女が結婚する相手は、彼女を支えることができる人です。困難に遭遇すると、ベストを尽くして勇敢に立ち向かい、障害を乗り越えます。彼女は頭脳に支配されており、強い方です。
この章の最初で述べた通り、多くの手相見は、すべての判断を親指に頼って下します。あなたも、親指からだけでも多くの優れた判断できることが分かったと思います。人生をかたち作るいろいろな力に親指の性向を当てはめてみれば良いわけです。
そこでこれから先の章に進む前に、この章を注意深く読み、深く理解することをお勧めします。多くの親指の写真を掲載しましたし、親指について正しく判断することもそれほど難しくはないと思います。
(第17章終わり、つづく)