典型的な月宮人の感情には冷たいものがあるかもしれません。彼にとって「己」とは重要な言葉です。彼は肉体的にも精神的にも怠け者です。彼は夢を見ることが好きです。目もうつろでしょう。この方は神秘的で憂鬱で迷信深いでしょう。彼は兆候に敏感で幻覚を見ますし、それに影響されます。動作も緩慢で冷淡に見え、敏感です。人々から軽蔑されたと想像し、内に閉じこもり仲間を避けます。社交的ではありません。
彼は他の人々とは違うことを自覚しており、森の中など隔離された場所に隠棲し、自分の世界を楽しみます。彼は自然、鳥、花を愛しますが、感覚を鋭くし、想像力を高めるすべての環境を好みます。音楽家ならばクラシック音楽を好み、金星人好みの楽しく陽気な曲は好みません。典型的な月宮人は作曲の才があり、人里離れた場所で奥の深いクラシック音楽などを作曲します。
月宮人は水が大好きです。波の音を好み、暴風雨の雷や轟音を好みます。彼は出来るだけ水のそばに棲もうとしますし、なるべく水の中に居たいと思います。月宮人は優れた航海士になります。
あまり寛大な方ではありません。もともと利己的だからです。この方の場合、性的刺激は現実ではなく想像で活性化されます。典型的な月宮人は自信に欠け、人生の目標を追及するには体力が不足していると感じています。エネルギーにも忍耐力にも欠けるので、ビジネスの世界では成功しません。普通の月宮人でも仲よくなるのは大変です。
月宮人は優れた作家になるかもしれません。分野はロマンスや小説ですが、歴史小説も書くかもしれません。この方の小指が長く、第一指節も長ければ、さらに作家に向いています。このような組み合わせを持つ方の指の先が円すい状ならば、書くものがファンタジーになります。指の先端が四角状ならばもっと実際的な内容になるでしょう。ヘラ状ならば活動的で独創的な話になります。
つまり月宮人というのは変人です。想像や幻想に支配されているからです。しかし純粋な月宮人には、ほとんど会いません。誰でも想像力は必要です。もしも世界中の人々が純粋な月宮人だったら、精神病院は満杯で足りないことでしょう。しかし健全な想像力は誰にとっても大事です。困るのは行きすぎた想像力です。
月宮人は結婚に対して他の『宮』の方に比べて固執はしません。でも避けるわけでもありません。月宮人は基本的に冷たい方ですし、強烈な愛情が持てません。肉体的にも強くないので、感情の熱で体から炎が出ることもありません。結婚においても気まぐれで移り気で、奇妙な結婚になります。彼は年取った女性と結婚するかもしれません。あるいは極端に若い方と結婚するでしょう。彼に方針はなく、ただ奇妙な選択をします。月宮人には安定したところが無く、移り気で、落ち着きがなく、利己的ですから、夫としても妻としても巧く行かないのです。特に指の先端が円すい形や尖っていると結婚生活はさらに難しいでしょう。四角やヘラ状ならば、そうでもありません。結婚生活がうまくいかないタイプとしては他の「宮」にくらべ月宮人が目立ちます。
(つづく)