kitombo.com | 手相の科学 | 2008年2月25日
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手相の科学
「手相の科学(113)
第24章 月宮(6)」

大地舜
2月25日

 すべてのタイプと同じように、月宮人にも悪い面が発達している人がいます。このような人はおしゃべりで、信頼できず、思い込みが激しく、相手だけでなく自分も騙します。この方はケチで利己的で臆病で、体力的な情熱はないのですが、想像を満足させる多情な快感を追い求めます。女性の中には色情症(ニンフォマニア:異常な性欲亢進)の方もいます。彼らは狡く、偽善者で、気にくわない人々を中傷します。さらに横柄で、身持ちが悪く、我慢しがたい人々で、人類からは蔑視される存在です。
 あまりにも月宮が発達している場合は、狂気についても考えておくべきです。月宮が非常に大きく、手のひらも側面も厚みがあり、強い縦線とか明瞭な星印がある場合は、想像力が逞しすぎる方です。これが行きすぎると狂気になります。手が繊細ならば妄想の度合いは軽いでしょう。妄想が激しいということは心のバランスがとれていないということです。狂気はいろいろなところに示されますが、過剰な月宮の発達はその一つです。
 月宮人タイプは、手のさまざまな状態にも影響されています。手の肌理の細かさ粗さも、それぞれ影響を与えます。肌理が細かくソフトならば、締まりのない手でしょう。こういう方の想像力は逞しいですが、怠け者で多くを達成しないでしょう。理想も高く、趣味もよく、美しい夢を見て、洗練されています。粗野なことが大嫌いで芸術至上主義になります。このような例としてはオスカー・ワイルドが典型です。
 月宮が良く発達していて、手の肌理は中ぐらいが理想的です。これならばエネルギーもありますし実際的です。物質主義にも走りませんし、心の働きは活発です。手の荒い肌理は密度が固いことを意味します。この方は融通性の無い考え方をしますし、考えも洗練されていませんし、低俗です。迷信に染まり、神秘主義的です。密度見ると月宮人の怠け癖がどの程度かが分かります。
 純粋な月宮人の手の密度はたるみのあるものです。これはこの宮の特徴である理想主義、幻想、夢想、怠惰を示します。このような方は怠け者の夢想家で、彼らが生きていたことは歴史に残りません。
 柔軟性のある手は、知的なエネルギーがあり、想像を活用できることを示します。この方は賢く、規則に縛られず、多彩で、独創的で、話がうまく、健全な夢想で独特な思考をします。この方はエネルギーに満ちているので怠惰ではなく、よく働きます。この方がビジネスマンならば、新しいアイデアでビジネスを推し進めるでしょう。作家ならば、仕事を楽しむでしょう。想像力も豊富でエネルギーもあるからです。優れた作家の多くは月宮人です。月宮人は作曲家としても演奏家としても成功します。
 固い密度は異常です。この方は活動的で休むことを知らず、迷信的で利己的な神秘家です。彼らは人生に満足できず不満が多く、問題を起こします。彼らの想像力は健在ですが、次元が低く、常に自己に不満を持っているので、それが周りの人々にも影響します。硬い手の月宮人は宗教など多くのことに偏見を持っているでしょう。この方は偉大な旅人ですが、その背後にあるのは、世界に巧く溶け込めないことです。そこで変化と刺激を求めて旅をします。
 柔軟性のある手は、伸縮性のある心を意味します。それが月宮人の想像力に加わります。この方のものの見方も情緒も不安定で、浮き沈みが大きいでしょう。柔軟な心を持つ、才能豊かな方が多いのですが、努力が好きでなく才能を使い切らないことが多いようです。会話は上手で、多彩な思考をします。
 柔軟性が普通ならば、極端に走ることはありません。想像で行動に走ることも少なくなり、実際的になります。想像力は逞しいですが、それに支配されないですむのです。したがって普通の柔軟性のある手が、月宮人の理想です。
 硬直した手は知性が足りないことを示します。月宮人人としてもレベルが低い方です。同情心にかけ、想像力も空想などつまらないことに使われてしまいます。ドアがきしむと恐れ、犬がほえてもおびえます。この方は冷たく利己的で、空想的なので、扱いが難しいでしょう。

(つづく)

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