したがって木星人は優れたタイプだといえるでしょう。しかし、このタイプであっても、純度を保つことはできません。つまり木星人にも悪人がいるのです。彼らは天賦の豊かな才能を悪いことに使ってしまうのです。このことについては後ほど詳しく触れます。今ここで悪について触れるのは、すべての木星人は善人だと思い込まれないようにするためです。
このタイプにも欠点はありますが、これまでに述べてきた資質は、天賦のものであり、指導者になるように生まれついてきているのです。彼らは生まれつき自信に満ちており、その強さを自覚しています。彼らは己の能力を信頼しています。彼らは人に頼らず独自の計画をたて、人から助言を受けるという習慣を持ちません。
彼らは大声で話し怒鳴りつける傾向がありますが、けんか腰ではありません。彼らは自信に満ちあふれ確信に満ちており、本気で話します。彼らは自らの持つ影響力を自覚しているので、うぬぼれも強いでしょう。うぬぼれの強いこの方は、力強い音楽的な響きのする声が、人々を揺り動かす力があることも知っています。彼ら自身、己の声を聴くことを楽しみ、人々の見解に影響を与えるのを楽しみます。彼らの一番の関心は指導力を発揮することにあります。
このようにうぬぼれてはいますが、木星人は温かい心を持っています。彼は人類に対して仲間意識を持っており、それが実際的な形で現れます。この逞しい人から優しい言葉をかけられた困窮にある人々は、すっかり元気になります。彼の親切な精神は、彼に魅了されて従う人々を団結させます。彼の親切は言葉だけではありません。彼は惜しみなく物もあたえ、寛大で、慈善行為を好みます。
木星人による施しは男っぽく、心を開いた状態で行われるので、受け取る人も、与える側が喜んで与えていると感じます。ここでも彼は、人々を惹きつけてリードするという生まれつきの才能を発揮しているのです。
木星人は指導的立場に立つことが多く、この方が不公正な方だと、仲間に多くの災いをもたらします。彼は多彩な視点を持ち、見方も大きく、基本的に正義を好み、公平さを支持し、ビジネスでも正直です。彼は意気に溢れ、異性からも注目され、常に勇敢で礼儀正しいでしょう。
彼は贅沢です。彼にとっては権力による支配は、お金よりも重要です。彼は仕事からも多くのお金を得ますが、貯めません。そして、スケールの小さいしみったれた行為を軽蔑します。
また、本来、宗教的です。人を指導する立場に生まれついた彼には、創造主から悪から身を守れるようにと、直感力が与えられています。彼は宗教心を持っており、宗教がもたらすすべての良い面を利用できます。ただしここで言う宗教とは、特別の宗派を意味しません。そうではなく善であり寛容な全能の力を持つ神聖な存在に対する信仰心、あるいは信念のことです。
木星人には人々の心を盛り上げることができる、洗練された影響力が与えられています。七つのタイプのなかでももっとも自然な指導者として創造されている木星人は、優れた指揮官なのです。宗教心のような信念の強さは、この方の一番の強みです。
木星人はショーとか儀式をこのみます。信仰の方法であれ、統治のシステムであれ、どんな立場にあっても壮麗な儀式や形式張ったことを好みます。彼は法と秩序の信奉者です。平和を愛し推奨し、物質的な優位さには興味がなく求めませんが、大衆は彼が物質的富みを所有することを求めるかもしれません。
彼は貴族的で保守的です。古代からの繋がりを信じ、使命を成就するために今の仕事についていると信じています。彼は正直でインチキや詐欺を忌み嫌います。彼にとっては名誉がもっとも大切なのです。
彼は権利と独立を信じています。また常に被圧迫者の味方です。彼は貴族趣味なのですが平民を大事にする性向があり、それで大衆のアイドルになるのです。彼は親しみやすい人ですし、彼個人のことに関心を持つと喜びます。友人も多くいます。
木星人は幸運なタイプだといえるでしょう。多くの優れた特質を備えていますし、友人たちに好かれ、彼らが木星人の成功を助けてくれます。
彼の性格のもう一つの特徴が、あらゆる困難を乗り越えさせてくれます。木星人は野心的なのです。野心という巨大な力を後ろ盾に、既に持つ強力な特質を発揮するので、彼らはすべてのタイプの中でも無敵に近いといえるでしょう。
野心は人々を成功させるもっとも強力な駆動力です。木星人は野心の権化です。彼は誇り高いのです。自らの業績に対する誇りと、己の能力に対する誇りなしには、貴族的な尊厳に満ちた野心を維持できません。この誇りは自然なものであり欠点ではありません。このような誇りを持っていても非難されるべきではないでしょう。
(つづく)