要約すると木星人の主要な性格は、指導力、野心、名誉、誇り、尊厳、自然を愛する心などです。これらは教育などによって強化されていることを覚えておいてください。
結婚において木星人は極めて野心的です。彼は早熟で若いときに彼が誇りを持てる女性と結婚します。木星人の彼はまだ早熟のうちに伴侶を求める傾向があり、人物を見損なうこともありがちです。したがって不幸な結婚に終わることも多いのです。彼は早めに結婚する傾向があるので、他のタイプと比べると、結婚しているかどうかの確認はそれほど必要としません。
健康面ですが、木星人には持病があります。彼は大食で、食事に関して官能的です。よく調理されてはいても消化しにくい料理を好み、ワインも大好きで、タバコ中毒になりやすいでしょう。大食家なので危険は食べ過ぎにあります。食べ過ぎで消化不良を起こし、目まいを起こすのが最初の病の兆候です。発作はどんどん激化しやがて脳卒中を起こすでしょう。
彼は痛風に悩まされ、また胃に問題が生じます。その結果、血が濁り、肺が犯されて弱くなることがよくあります。胃の不調、消化不良、目まい、脳卒中、痛風、肺の異常が、木星人の典型的健康問題です。
これまでの説明に「彼」という呼び方をしてきました。木星人を男性的なタイプとして見てきたわけです。しかし、女性的な木星人ものたくさん居るのです。女性の手相を見て、強い木星宮と指が存在するならば、彼女には指導力があり、野心的で誇り高く、名誉を重んじます。つまり木星人の特質のすべてが当てはまるのです。これまで男性名詞を使用してきたのは、分かりやすく便利であったからだけです。
木星人の性格と特質の、何がどのように配分されて発揮されるかを、知る必要があるでしょう。木星人の強い特質が現れるかどうかを知るには、宮の頂上の位置を突き止めなくてはなりません。木星宮の中央にはっきりと頂点があるならば、特質は均等に配分されています。頂点が土星宮(中指)のほうに寄っているならば、土星宮の沈着さ、悲哀、知恵が木星人の野心を抑制することになり、安全性が高まります。土星宮が木星宮の案内役を果たすからです。
頂上が土星宮とは反対側の方向、つまり手の端に傾いて位置しているとき、木星人の性格は純粋に利己的な個人の利益のために駆使されます。
頂上がハート・ラインの近くにあれば、野心と誇りは愛する人々に捧げられます。頂上がヘッド・ライン(頭脳線)の近くにあれば、野心の対象は知的成功です。
手の密度も検討してください。野心を支えているか、それともソフトで無気力で、野心が単なる望みだけで終わるかどうかが分かります。
次に皮膚の肌理を見て、木星人の質が洗練されているか、あるいは粗野かを見ます。
また柔軟性も見ます。柔軟性のある手なら、柔軟性のある心を持っており木星人の野心を実現させるでしょう。あるいは硬い手を持ち、固く柔軟性のない心ならば、野心の実現を阻害するでしょう。
彼の人生を推測するに当たっては、木星人らしい強い性格を持っているかどうかが鍵になります。さらに洗練されているのか粗野なのか、明瞭な心を持つのか不透明かが、大事になります。
当然ながら洗練されているほうが粗野な方よりも、レベルの高い指導力を発揮するでしょう。一方、粗野だと利己的な野心となり平凡な方になります。
手の平や、爪や、線の色も注意深く観察してください。それらから弱みがあるか、強靭か、病気にかかっているかが読みとれます。
色が白いなら、冷淡なことを示し、その木星人は利己的で魅力がなく、人を惹きつけません。彼は木星人の特質をほとんど失い、人々を魅了することも指導することもないでしょう。この方は野心もあり、権力も欲しがるでしょう。しかし仲間から嫌われ、人々も素直には従わず、彼のことを褒めもせず、この方を指導者の地位に就かせることはしないでしょう。
白色では、ピンク色の方のような成功は望めません。ピンクならば身体を新しくする通常の流れが正常な状態ですし、健康も気性も正常です。この方は聡明で、行動力に富み、陽気で魅力的で、木星人のすべての力が発揮されるので人々は惹きつけられ、成功します。彼は敵からも尊敬され、友人からは愛され、大衆のアイドルとなります。
赤色は過剰な強さと意気込みを示します。すでに強い個性を持つ木星人に猛烈さが加えられると、過剰な強さになります。その結果、健康面での危険も増大します。彼は食べすぎで消化不良を起こし、強力な心臓のおかげで血液が頭脳に大量に流れ込み、脳卒中を起こしやすいのです。このタイプの木星人は興奮して脳卒中を起こしやすいでしょう。
彼の性格はあまりにも決然としており、支配欲が強すぎ、専制主義、独裁になりやすいでしょう。彼が支配者になると、人々は共感からではなく、力や性格の強さに惹かれます。そこにピンク色の肌を持つ木星人が現れると、大衆はそのまわりに集まり、赤色の木星人の周りには人がいなくなり不安定となります。なぜなら赤色の木星人は愛でなく、恐れで人々を支配するからです。赤色が強過ぎると、木星人としての性質が過剰に現れます。
黄色の肌はほとんど見かけません。木星人が肝臓を悪くすることは稀だからです。木星人・土星人・水星人が混同されたタイプの人の場合は、黄色い肌も見かけられます。これは土星人か水星人の影響であり、木星人の影響ではありません。
時にはブルー色の肌を見ることもあります。これは心臓の働きが強過ぎて、内臓を充血させ弱めるためです。これは珍しいケースであり、木星人の典型ではありません。
(つづく)