指が長ければ、月宮人の特質に詳細と細部が加わります。この方は何かを作るに当たって細部を省略することがありません。指の長い方はスローなタイプです。また利己主義も強く、不信感・疑惑にもとらわれやすいでしょう。服装や身の回り品には気を使いませんが、つまらないことに攻撃的になるかもしれません。作家ならば詳細について書くでしょう。教師ならば長々と論文を書きます。画家ならば想像力に富んだ絵を、詳細に描きます。会話は気まぐれで退屈でしょう。
指が短ければ、この方は衝動的で敏捷ですが、自制心を失うこともあります。身なりも構わず何事にも注意散漫になりがちで、すべてをインスピレーションに頼る傾向を持ちます。月宮人で指が短いと偉大な計画を立てますが、実用的ではないでしょう。すべてを急ぎすぎ、多くをやろうとしすぎて失敗をする可能性があります。彼らは「必ず成功する」という新しいアイデアをいつも持っていますが、多くの場合、失敗するでしょう。
親指はこの方に落ち着きを与えるか、夢見がちな人にします。大きな親指を持つならば、意志が強く、理屈を通し、強い方です。短い親指ならば意思の強さも理屈も弱まり、優柔不断で弱く、夢見がちな人になります。これが特に顕著に出るのは親指の先端が尖っている場合です。
指が短くても先端が四角・ヘラ状・パドル状ならば、安定して力強いでしょう。一方、親指が短くて先端が尖っていたり円すい形ならば、たとえ大きな親指でも強さが減じられます。
親指のそれぞれの指節を検討してください。それで意思が理屈を超えて強いかどうかが分かります。この情報を月宮人の特質に加えます。厚みがあり荒れた親指はイマジネーションを破壊します。繊細で洗練された親指ならば、そのかたの理想を高めます。
頭脳線も見てください。頭脳線がまっすぐに手の平を横切っているならば、この方のアイデアはより実際的になります。もしも月宮に曲がって落ちているならば、想像力が優れているでしょう。頭脳線が明瞭ではっきりしており、色もよいならば、この方の心は強く、自己抑制が出来、健全な想像力を持っています。このような頭脳線ならば、月宮人の危険なところが出なく、良い面だけが出ます。
一方、頭脳線に切れ目があったり、波状を描いていたり、孤島があったり、鎖状で、明瞭でなく、色も良くなければ、集中力に欠け、確固としたところが無く、想像力も豊かではないでしょう。このような方は、しょっちゅう考えが変わり、落ち着きがなく、満足することも無く、ためらいが多く、心のバランスをとることが難しいでしょう。
月宮人には天賦の才を持つ天才から、精神病患者まで、いろいろな方がいます。それらは月宮の大きさや、どんな印が月宮に現れているかで分かります。「宮」そのものがなければ極端に物質主義的な方です。一方、「宮」が目立ちすぎるならば想像力過剰で、精神的に問題があります。
そこで、心が健康であるという幸せな現象を探しますが、典型的な月宮人というのは多くありません。ただし、ほとんどすべての人に月宮の想像力はある程度、備わっているでしょう。この章をよく読んで消化していれば、どのような組み合わせが出てきても正しい判断が出来るでしょう。
(第24章おわり。つづく)