kitombo.com | 手相の科学 | 2008年5月12日
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手相の科学
「手相の科学(120)
第25章 金星宮(4)」

大地舜
5月12日

 典型的な金星人は金持ちを高く評価しません。責任感も強いほうではありません。注意深いわけでも無く、倹約もしません。それでもなんとか生きて行けます。彼は無私の精神を持っています 。悩みがあるとそれに没頭しますが、彼が考えることは自分のことではなくみんなのことで、行うこともみんなのことが先です。
 彼は賢く、輝いており、陽気で、自然発生的で、親切です。彼は深遠な学者ではなく、野心的でもなく、生活を楽しみます。彼は美を非常に愛します。衣装、家、環境、花、絵画などの芸術に魅了され、そこに調和と良い趣味と美を見いだし、愛します。彼にとっては実用性よりも、美しいことが大切です。
 金星人は情熱的です。その情熱的な目には、多くのハートが反応するので、彼も情熱を満たせます。金星人は無邪気です。それは情熱・熱意・愛が生まれつきのもので、それ無しには生きて行けないからでしょう。金星人は欲望に溺れるとは限りません。多くの金星人は強い欲望を抑えることが出来ます。彼らがいかに深く悩むかは、普通の人々には想像できません。
 金星人は正直で真実を語ります。彼は金儲けを企みませんし、高い地位も名誉も追い求めません。その結果、ウソをついたり騙したりという発想が浮かびません。友人としても安定しており、傷つけられても不正義が行われても、その人を許し忘れることが出来ます。金星人の性格では、自分に不利になっても、相手の立場に立ってものを見ます。彼らは口論や争いを嫌います。不正義に手を染めるよりは、耐え忍びます。
 金星人は、人々を喜ばすことが好きです。できる限りを行って観客を喜ばせます。でもその努力を認められたいと思っていますし、褒められると喜びます。
 金星人は特に音楽を好みます。金星宮は「メロディー宮」と呼ばれるくらいです。金星人のほとんどは音楽に強い情熱があります。音楽的才能を見るには金星宮をチェックしてください。金星宮が発達しているならば、間違いなく音楽を愛しています。その何人かは才能を開花させます。
 音楽的才能のある金星人の手は肌理が細かく、アポロ線と水星線と頭脳線がはっきりしており、滑らかな四角い指で、円すい形か四角状かヘラ状の指先を持っています。これに月宮が発達していれば、間違いなく音楽家です。世界の偉大な音楽家の多くがこの手相です。
 才能があっても、すべての方が芽を出すチャンスがあるわけではありません。したがってこういう手相をもちながら音楽家でない人がいても、驚かないでください。ちゃんと訓練を受ければ音楽家になれるのです。金星人が好むのは楽しいメロディーです。古典音楽は真剣すぎます。ストラウスのワルツ、スーザによる行進曲などは好みに合い、金星人を喜ばせます。
 月宮はこの方に特別な音楽傾向を与えます。月宮が発達しているならば、和音、フーガ曲、対位法などを好んで使います。
 金星人はカラーや造形、芸術を愛しますが、太陽宮と太陽線が明瞭で、さらに太陽の指(薬指)の第一指節が一番長く、木星宮がよく発達していない限り、単に好きなだけで終わります。金星人は明るい色、自然な風景、衣装、芸術を好みます。ただし、好きだというだけでは創造力を持っているとは限りません。他にも必要なものがあります。
 金星人は文章も上手ですが、不思議なことに明るい性格にもかかわらず書くことは悲しい話が多いようです。金星人は演技も上手です。舞台の上に乗っている人には金星人が多いでしょう。面白いことに金星人の俳優は悲劇を演じるのが上手で観客を涙させますが、同時に偉大なコメディアンも金星人であることが多いのです。たとえばスミス・ラッセルがそうです。
 金星人の才能が発揮されると、それが音楽でも、文学でも舞台芸術でも、人々の心を打ちます。それは金星人が誠実なので心の琴線に触れ、同情の涙を誘うのです。金星人が演ずる喜劇には、彼の性格から生ずる人生の皮肉な回り合わせが露呈されることが多いようです。

(つづく)

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