ほとんどすべての木星人の手の第3指節は厚いでしょう。また頭脳線も心の線も深く、色は深いピンクか赤です。
良いタイプか悪いタイプの木星人であるかどうかを見分けるのは、純粋なタイプならば難しくありません。しかし、木星人に他の「宮」の特質が混合されている場合は、木星人の特質が純粋に出てくるわけではなく、この方がどのタイプに属するのか確信が持てないときもあるでしょう。そういうときは、第18章の「宮」の探し方を参照してください。それにより支配的な「宮」と、それにつぐ強い「宮」が分かります。それらによりこの方がどのタイプの混合に属するかが分かります。
木星宮が一番強くて、金星宮がその次ならば、この方は木星人・金星人タイプです。木星人の野心・熱望などのすべての特質に加えて、金星人に属する愛・同情など多くの特質が加わるのです。
常に優勢な「宮」タイプの特質が支配的となります。その上に第2の「宮」の特質を加えてください。第2の「宮」の指の指節に注意してください。知的強靭さか、ビジネスの特質か、あるいは基本的(俗っぽい)要素が支配的なのかを見るのです。第2番目の「宮」の、このような特質が、指導的な「宮」の特質をサポートするからです。
たとえば、木星人・水星人タイプで、水星人の指(小指)の第2指節が一番長いならば、指導的な立場にある木星人は、水星人の科学的特質によって支持・支援されていることが分かります。水星人の第2指節は科学的特質を示しているからです。
もしも水星人の第2指節ではなく第1指節がもっとも長ければ、水星人の持つ雄弁と理性に訴える力が、木星人を助けることになります。この支援は、人々に影響を与えようとする木星人にとっては偉大な支援です。
指導的な「宮」を見極め、補助的な「宮」を見極め、上記のように指導的な指節を見極めることで、手における指導的なタイプと補助的なタイプが必ず分かります。さらに指導的なタイプのどの特質が支配的なのか、補助的な「宮」のどの特質が、指導的な「宮」を助けるのかが分かります。このようにして顧客の職業も割り出せます。人生において、顧客がどんな職業に就いたらベストなのかも、絶対的な精確さで判明します。
木星人が自殺をすることは極めて稀です。自殺するとしたら、野心が実らなく失望し、うぬぼれに傷がつけられたときでしょう。一般的に言って木星人が自殺に追い込まれるほどの失望をすると、お酒に逃れます。悲しみを「流れる杯」の中で溺れさすのです。
自殺する木星人の指は短かく、衝動的に行動するでしょう。突然の失望で絶望し、高所から飛び降りるとか、拳銃の引き金を引いてしまうのです。長い指を持つ、あるいは節のある指を持つ木星人は、自殺をしません。木星人に考え抜く時間を与えれば、決して自殺はしないものです。
飲酒の習慣はすべての木星人が遭遇する危険です。特に手や、ラインや、爪の色が赤ければ危険です。このように意気盛んな人々は刺激的なものに耽る誘惑に駆られやすいのです。手の生命線が深く色も赤ければ、素晴らしい活力を持っていますが、木星人にとっては明確な脅威でもあるのです。
(第19章おわり。つづく)