kitombo.com | 手相の科学 | 2008年5月19日
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手相の科学
「手相の科学(121)
第25章 金星宮(5)」

大地舜
5月19日

 金星人は必ず結婚します。それも若いときが多いようです。彼らは早熟です。健康なので若いときから発育が良いのです。異性に対する愛と関心は彼らにとって自然なことですし、結婚を当然と考えます。そこで、必要以上に結婚を遅らせようとはしません。
 彼らは強い性格の健康な人を好みます。金星人は悩んでいる人に同情しますが、愛するのは健康な人です。火星人は金星人タイプに強く魅かれます。同時に火星人の強靭さと精力は金星人を魅了します。どんな「宮」の人を選ぼうと、選ばれた方はそのタイプの中でも逞しく、強い人です。
 金星人は性を楽しむほうですが、花柳界やお妾さんなどには、ほとんどいません。夜の世界にも金星人がいないわけではありませんが、純粋な優れた金星人はいません。
 性的傾向から金星人タイプは子供を作ることを好みます。陽気に楽しむ金星人の家庭は明るく、暗い結婚であることはまずありません。
 金星人が自殺することはありません。彼らにとって人生は輝いており、ありがたいと思うことが多く、気がめいるようなことが無いからです。すべてのタイプの中で金星人は深遠ではないかもしれませんが哲学者です。彼らにとって自己破壊は忌まわしいことなのです。
 金星人は健康なので、特別な病気の問題はありません。彼らは神経質なことがよくあり、人類が襲われる疫病には他の人々と同じように影響されます。しかしこのタイプに特有の慢性病というのはありません。普通、金星人が病気になってもその印は金星宮ではなく、他の宮に現れます。
 低級の金星人で悪い欲望に良い資質が負けると、性病などにかかることがあります。その場合、金星宮の上とか手の裏に、黒い斑点や茶色い模様が現れます。毒の入った血液が流れ、手のところに蓄積されるからです。
 残念なことに、悪い金星人もいると述べなければなりません。このように優れたタイプでも悪人が存在するのです。彼らの場合、良い資質は痕跡としてあるだけで、低級な本能・欲望に支配されてしまいます。
 金星人の悪いタイプの典型は背が低く、お腹が出ている肥満型で、優雅さや美しさは消滅しています。美しい線は残っていません。目も輝いていません。髪は赤く、鼻は上向きで目は血走っています。悪い欲望に支配されており、それが至るところに現れます。唇は厚く、赤く、肉感的です。顔の皮膚は粗く、首や体や手を観ると欲望の低級世界に属していることが分かります。
 悪い金星人の手はぶ厚く、特に第三指節と手の基部、金星宮が大きく固く、赤い色をしています。指は短く滑らかで第一指節が未発達でしょう。肌のきめは粗く、赤色で柔軟性に欠けます。親指も小さく、特に第一指節が小さく先端が尖っているでしょう。
 この方の趣味は低級で食欲も無節制です。人生を荒々しく楽しみますが、低級な欲求と楽しみに支配されています。彼らは意志も弱く性格も悪いので洗練された楽しみと低級な楽しみの区別ができません。そこで堕落し、いかに人々を傷つけているかに気がつきません。つまり破廉恥な悪人です。趣味が下品で、わいせつな出版物や卑猥な会話に喜びを覚えます。
 かれらは野獣的です。野獣的な欲望の満たし方しかしません。悪い金星人は邪悪で、良心に欠け、放蕩者で、まじめな人には耐えられない存在です。
 このような者たちと高貴な金星人の間には、多様な段階の金星人が存在します。そこで手の細部をくまなく検討して、どのような金星人であるかを、あなたが判断しなければなりません。優れた金星人を官能的だからといって、低俗だと見なさないでください。また粗悪な金星人を高く評価したりしないでください。手を注意深く観察して賢く判断してください。

(つづく)

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