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この章では土星宮について考察します。土星の指(中指)とその根元にある「宮」が目印です。土星宮の場所が盛り上がっていればいるほど、中指が長ければ長いほど、指先が四角状であればあるほど、この「宮」が強いことになります。
土星宮が非常に発達していることは極めて稀です。ほとんどの手の場合、土星宮の場所は凹んでいます。しかし、長い土星指は極めて多く見られます。つまり土星人の特質をある程度持つことを示しています。一方、「宮」の上には線などがあって、支配的では無いことを示していますが、かなりの盛り上がりを見せることもあります。この「宮」には強い特徴があるので、注意深く観察をしなければなりません。
この「宮」の頂点に三角形、円、一本の縦線、四角などがあれば、この土星宮の性格が強くなります。一方、横線、格子状の線、十字、島状(island)があれば、この「宮」の健康面か性格面に欠陥があることを示します。それを決めるのは爪や色などです(写真98)。
土星人であることが分かるのは、土星宮の頂上が真ん中にあり、他の「宮」の頂上が土星宮の頂上に寄りかかるように見えるときです。土星人タイプであることが際立つもう一つのよくあるケースは、土星の指(中指)が突っ立っており、他の指が中指に寄りかかっている場合です(写真99)。この章にはそれを示す写真を掲載しましたが、その理由は盛り上がった「宮」よりも、中指が突っ立っているケースのほうが普通だからです。写真39の手も、土星人タイプです。先端が土星のほうに傾いており、頭脳線も土星のほうにそれているのが分かります。さらにこの指(中指)が最も高い位置にあります。
土星人は一風変わった方です。この方のまじめさを私たちも大いに必要としているのですが、この世界が土星人ばかりでないのは祝福です。このタイプの人ばかりだったら、この世はまさに憂いの世界になってしまうでしょう。
私は土星人の指(中指)を、性格を安定させる力だと見ています。これを見るとこの方が過剰なやる気をどこまで抑えることができるのかが、正確に分かるのです。土星人タイプは、木星人、太陽人、火星人、金星人たちが、あまりに急速に物事を行ったり、あるいは過剰な精神に押し流されてやり過ぎになるのを抑制することができるのです。
木星人、太陽人、火星人、金星人たちなどのように陽気なタイプは、世界を楽しくしますが、土星人による抑制を必要とするのです。
土星人は用心深く賢く、この方のまじめさは7つのタイプそれぞれに必要とされています。しかしこの性質が過剰なのは好ましくありません。土星人はなんでも抑制します。意気盛んな方の肩に手を置き、行動に移す前に暗い面にも目を向けるよう促します。
他のタイプの方は健康と活力に溢れており、あまり用心深いところが無く、結果や費用などを気にしないで無謀な行動に走りやすいのです。一方、土星人の視点は悲観的です。この悲観的な視点を強調するので、自然発生的に行動するタイプを一度止まらせ、考えさせるのです。
土星人は「他の人々がどのように生きているか」を教えることで、あなたがいかに恵まれているかを諭します。社交場の土星人は、その場の雰囲気に入り込むことができません、そこで「人の喜びに水を差す人」とか「人の意欲をそぐ人」などと呼ばれます。
私の見解では土星人は悪い人ではなく、バランスをとる人だと思っています。土星人は世の中に必要な人々なのです。土星人の良い面が現れるのは、「宮」がほとんど盛り上がっていない状態のときです。これから見ていきますが、「宮」が非常に盛り上がっているのはよくありません。普通に盛り上がっている程度でもハッピーな方ではないでしょう。
(つづく)