これらに加えて土星人は冷笑的で信仰心に欠け、生まれながらに猜疑心が強いのです。人々の社交の輪に入ろうとはせず避けます。社交的な世界から身を引く傾向があるのです。彼は都会よりも田舎を好み、学生としては農業や化学を好みます。つまり研究室などに閉じこもることを好み、人々との接触を避けるのです。
土星人は社交家ではありませんので、友達を惹きつけキープする才能に欠けます。したがって魅力的な態度で愛想の良さを必要とするビジネスでは成功しません。土星人は孤独をこのむので、農村での生活を特に魅力的に感じます。土をいじる趣味があるので、自然に園芸家、植木屋、草花栽培者、植物学者などになります。土星人は地面を掘ったり探求することを好みますから、石油の埋蔵を見つけたり石炭やその他の鉱物を発見することが多いのです。これを見た人々は、土星人は運がいいと思います。そこで土星宮は運命を司ると思われるようになってきたのです。
土星人はオカルト(神秘)の研究に熱心ですし、熟達しています。彼には神秘的な傾向があり、極端に迷信深いでしょう。彼が化学を好むのも、薬や化学分子の構成には、神秘性があるからです。物理学も好む筈です。高度な数学や医学も大得意で、この分野では大成功を収めます。
土星人は浅薄ではなく、深みがあり真の科学者です。他の人々が娯楽に興じている間に、彼は社会から隔離され、研究に励み、本や報告書や数字に囲まれ、難しい問題を解こうとします。
彼は呆れるほど注意深く、用心深いのです。彼は仲間の忠誠心や正直さにも疑いを持つので、仲間とビジネス関係をもちません。不動産、農園、建物などのほうが株や債券、商売・起業などよりも安全だと彼は考えます。したがって投資する対象も限られてきます。
彼は当然ながら保守的な人です。注意深く、なにごとも急いで行うこともありません。注意しろ・・・急ぐことはない、というのが彼の口癖です。
土星人を引っ張っていくことはできますが、追い立てることはできません。本能的に彼は服従を嫌います。しかし、彼に何かをやらせようとする試みには感激します。彼は間違った方法で接触を受けると反抗します。話は長いタイプです。彼の言うことには重みがあります。なぜなら深みのある人だと認識されているからです。彼は反抗的なのであらゆる種類の問題を起こします。しかし本来、注意深いので、彼が起こした問題で傷もつかずに過ごせることが多いでしょう。
彼は服装においても環境においても、黒や灰色、茶色を好みます。彼の家のインテリアには派手な色は使われていません。
肉体的な温度も普通よりも低いため、好色ではありません。彼は社会を遠ざけ、おもねることがありません。異性を惹きつけることも無く、むしろ拒絶します。したがって温かい熱情が心に燃えることも無く、結婚にも無関心です。
実を言うと純粋な土星人は結婚をしません。彼にとって結婚は極めて不愉快に思えるのです。したがって土星人の傾向が強いタイプの人の結婚について語るときは、結婚をする可能性が少ないことをまず頭に置いてください。この件について確定的なことを言うには、結婚指輪などはっきりした証拠を見たほうがよいでしょう。
彼の用心深さは貯蓄にも表れます。かれはケチで欲深いでしょう。土星人の傾向が強ければ強いほど、強欲の傾向が強まります。
彼は何事にもスローかも知れませんが、我慢強く、疲れを知らない働き者です。
土星人は音楽を愛します。優れた演奏者・作曲家であるかもしれません。しかし彼の音楽は哀愁を帯び、悲しく、極めて古典的です。彼は芸術をそれほど愛しませんが、美しさを称賛します。彼の好みの絵画は風景画で、自然な風景とか花や林や野原です。
文章も上手です。科学的論文とかオカルト的な主題について書きますし、歴史も好きな題材です。化学の本を書き、農業についての短い記事も書くでしょう。時には優れた幽霊の物語も書きます。この物語では陰気な主人公が修道院を訪問するでしょう。
土星人の楽しみは読書であり研究であり、人々や雑踏から逃れられることが大事です。彼は頑固で、反対意見を嫌い、独立自尊で、束縛されることを嫌います。
(つづく)