kitombo.com | 手相の科学 | 2006年9月25日
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手相の科学
「手相の科学(40)
第13章 こぶだらけの指(2)」

大地舜
9月25日

(写真はクリックすると大きくなります)

 滑らかな指も、こぶを発達させることがあります。私は、理性が発達したそのような指をたくさん見てきましたが、熟年になると多くなります。だから私は、若い人よりも熟年の方にこぶだらけの指がよく見られると言ったのです。これらの人々は衝動的に判断するのをやめて、分析して理性的に判断をするようになってきたのです。
 多くの人々がこぶだらけの指は、野球をプレーしたり、肉体労働に従事したためにできると思っています。だが、これは真実ではありません。物事を分析する習慣がこのような指を生むのです。分析的・理性的なすべての方が、著名な科学者になるわけではありませせん。このような考え方はしないでください。ガスの配管工にも理性的な人々がいます。この方がたは、人生のかかわっている事に関して、賢人のように注意深く、すべてを分析します。
 私は極めて滑らかな指を持つのに、厳しい肉体労働を長年続けてきた方々を知っています。労働では、こぶのある手は生まれません(写真20)。知的活動が生むのです(写真55)。
 私はこのことに関して徹底的な調査を行いました。なぜなら、手相鑑定の正確性について、疑う人々が、最初に疑問を呈するのが、この点に関してだからです。
 手に「知の構え(メンタル・オーダー)」のこぶしか見られるならば(写真56)、知的な心、組織立った考え方、注意深く整然とした思考方法を示しています。ただし、これが言えるのは、こぶの大きさが正常な場合です。知的なシステムが働き過ぎることもあります。そうなると、奇想が目立ち、時には頭がおかしいのではないかと、思われてしまうことがあります。
 あるとき私は、「知の構え(メンタル・オーダー)」のこぶが異常に発達した方に会いました。私はこのように目立つ手や指を見ると、探求する習慣があります。そこでこの方とも、いろいろ会話を始めました。彼は極めて知性が高く、高い教育を受けていました。話しているうちに、彼は世界のビジネスを一つの経営の下に統合するという計画について、語り始めました。
 紙の上で彼はすべてを計算し尽くし、確実に実現できると信じていました。人々は彼をクレージーだというでしょう。しかし、過去数年間の、信託銀行などの動きを見ると、彼の考えもそれほど異常ではないのかもしれません。
 それはともかく、彼は巨大な「知の構え(メンタル・オーダー)」のこぶを持っていました。ところがこの方には第2関節のこぶがなく、個人的な身なりにもまったく興味を持っていませんでした。知的な発達が物的な発達を排除しているのです。これではバランスがとれていません。
 第2関節の「物の構え(マテリアル・オーダー)」がよく発達している場合は(写真55)、この方の物に対する方法を示しています。この方は家を整理整頓して清潔に保つでしょう。事務所も清潔に整理整頓するでしょう。この方は物質的なことすべてに対して注意深く組織的です。身なりは小奇麗ですが、服は古くてすり減っているかもしれません。毎日の生活も習慣も規律正しい方です。しかし指の先端が四角ならば組織に押し流されるタイプです。
 指にこぶが見られたら、次は指の先端を見てください。四角状の先端であれば、こぶだらけの指に、四角い先端の特質を加味してください。四角状の先端の場合、この方は規律に厳しい親方です。このかたは主人であれ、ワイフであれ、雇用人であっても、狂信的な官僚主義・形式主義でしょう。
 ヘラ状の指の先端をもち、第一関節にこぶがある方は、頑固なタイプで、極端な場合には偏屈です。
 覚えていて欲しいのは、生命力の閃光が指の先端から入るとき、ヘラ状の先端で、さらにこぶがあると、抵抗があり、入りにくいことです。その結果、この方は極端に現実的な性向を持つのです。
 とがり状や円すい状の先端ならば、こぶの鋭さが和らぎます。したがって、最上の組み合わせと言えましょう。これがこぶのある指の理想です。哲学的な厳しい傾向に理想主義が少々加味されるからです。円すい状の先端とこぶの多い指を持つ方には、宗教的な方が多いものです。なぜなら円すい状の先端は、分析的な懐疑心に少々の理想主義を加えるからです。これは、積極的になんでも当然として信じ込む、唯一の組み合わせです。
 ヘラ状と四角状の先端とこぶが重なる方は、唯物主義に捕らわれるでしょう。彼らは触れたり、見ない限り、信じようとはしません。したがってこの組み合わせの方々は、懐疑派です。
 こぶのある指に関する鑑定をする前に、指の密度も検討してください。ソフト、あるいは軟弱なかんじがするときは、分析力も軟弱です。こぶのある指なので、学ぶことや研究に熱心だという前に、指が硬いかあるいは柔軟性を持つことを確認してください。柔軟性のある指はなかなか見られません。こぶのある指を持つ方の心は、伸縮性に富んでいないからです。彼らは労働と研究によって結果を得ます。柔軟な発想や閃きからではないのです。
 一目でこぶの多い指だと感じるなら、こぶが相当目立つことを意味しています。あまり目立たないならば、こぶのある指だとは診断しないでください。大きく膨らんでおり、指がゆがんでいるならば、こぶが目立つと診断してください。膨らみが指の左右だけでなく、裏側にも存在し、まるで骨を取り巻く指輪のようになっていたら、こぶが発達し過ぎています。そうなるとこぶのよい性向が消えてしまいます。このような発達の仕方をすると、第一関節が内側に曲がり、硬い心が支配的になります。柔軟性が欠乏し、頭脳は硬く伸縮性がありません。つまり新しい考えを持つことができず、死ぬまで同じことを続けます。

(第13章おわり、つづく)

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