ばらつきのある線

欠陥のある線でよく目に付くのはばらつきのある線です(図1)。この線は表面的にしか見ない人には、良いものに見えるかもしれません。しかしよく見ると、ある場所は深く彫られており、それから細くなり、さらに幅広がり、浅くなったりしています。時には薄くなり消滅しています。 ばらつきのある線は、幅が広い浅い線で始まり、深く鮮明になり、それからまた細くなっていることもあります。
ばらつきのある線は深さや鮮明度が場所によって異なる線ですが、断線や、島模様があったりなどの欠陥は見えません。ばらつきがその特徴です。この線を観察するには、まずスタートのところを見ます。スタートが細いならば、この細さがつづくところまで、電気流の流れは不十分だということになります。その後、線が深くなっていれば、この期間、目的感が高まったことを示します。つまり電気流が強く流れ、深く彫りすぎているのです。その結果は線に欠陥が出てきます。この深い彫り込みのあと線が再び細くなっていたら、大量の電気流が流れたための反作用が起こっています。深い線のあとの浅い線では電気流の流れは弱々しくなっています。
ばらつきのある線をスタートから見ていき、線の場所により、人生における年齢がわかります。そうすると、何歳頃に強く電気流が流れ、何歳頃から弱々しくなったかなどが分かります。ばらつきのある線はその線が示す特質が、不安定に、あるいは突発的に発揮されたことを示します。この章では線についての一般的な説明をしています。特別な線について述べているのではなく、あらゆる線にばらつきが起こる可能性があります。
分離した線
ばらつきのある線の次によく見られるのは分離した線です(第2図)。この分離は破片とか副木(ふくぼく)であり、線をこわし、鮮明度や強さを減少させる欠陥となります。また、電気流も本流から脇に流出するため、本線の有用性も損なわれます。この分離した線を姉妹線とか、島模様と混同しないでください。分離した線は本線に戻りません。分離した線はその線の特質を弱めます。人生におけるその時期は、線のどの位置に発生しているかで判断できます。分離線は時には非常に小さく繊細なときがあります。もし疑問を感じたら拡大鏡を使って注意深く観察してください。
本物の分離線は、本線から分離してから戻ってくることはありません。分離線には電気流の一部が流れ、新しい方向に向かいます。つまり本線からの漏れみたいなものです。このような分離は、本来、本線に流れるべき電気流の強い流れの方向を変えることになります。分離線は、持ち主が人生の方向を変えることによって生まれることがよくあります。自然な人生計画が、分離線のある時期に変更されていることを示しています。このような変更があると新しい線は長く伸び、本線から電気流を取り上げることで、線が手に刻まれます。
分離線が短くて、すぐに停止しており、本線が太く強いならば、新しい人生方向に進む考えが挫折したことを示します。分離線が短いほど、電気流の本線からの漏れは少ないでしょう。分離線が深く鮮明なら、それだけ真剣に新たな人生を求めており、人生の方向にも影響を与えているでしょう。
鮮明で強い分離線が本線からでて「宮」に達しているならば、この方の「宮」にたいする思い入れには強いものがあります。その結果、その方は「宮」の特質を本人が取り入れようとするか、あるいはこの「宮」のタイプの方をパートナーにしようと試みます。このような見方があるので、古くから手相見は感情線から分離して「宮」に到達する線があると、その「宮」の人と結婚すると判断したのです。
7つの人間のタイプが現在ほど交じり合っておらず、純粋のタイプが多かった時代では、結婚する相手の髪の毛や目の色などを言い当てることも出来ました。それは分離線が到達する「宮」の特質からみて述べていたのです。タイプが強烈に純粋ならばそういうことも不可能ではありませんが、私は手相を見て、結婚相手の外見まで述べたことはありません。私が述べるのは、顧客の好み、あるいは結婚相手として顧客が理想とする外見のみです。
分離線は多くの出来事を語っています。小さくて短い線なら、単にありふれた線の欠陥でしょう。しかし時には人生全体の変化を示していることもあります。分離線だと判断するには。線がはっきりと分離している必要があります。注意深く観察を続けるうちに的確な判断が出来るようになります。
この章の研究をしている間にもなるべく多くの手を観てください、いろいろな線や印をみて、すぐに違いを認識できるようになってください。深い解釈をする必要はまだありませんが、違いが分かるようになって欲しいと思います。
(つづく)