kitombo.com | 手相の科学 | 2006年11月13日
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手相の科学
「手相の科学(47)
第17章 親指(1)」

大地舜
11月13日

(写真はクリックすると大きくなります)

 手相を見る上で、親指ほど重要な場所は他にありません。親指という大事な指を考察する時には、そのパワーについて充分理解することが必要です。親指を正しく理解できることは、あなたにとって大きな意味があるのです。
 顧客の性格をあきらかにするのに、親指があまりにも大切なので、インドの手相学の多くでは親指の観察だけを土台にしています。中国では第一関節までを細心・詳細に観察するシステムをもっています。すべてのジプシーの手相占いでは、親指が観察の主たる対象です。ジプシーたちは親指の知識を得て、それに水星宮の鋭さを見れば、それで手相占いの充分な情報が得られることを発見しているのです。
 手の他の部分を見なくとも、親指を観察するだけで優れた知識が得られます。そこで、「宮」の性格について検討する前に、親指について深い理解を持つことが大事です。親指の特質が「宮」に大きな影響を与えるからです。
 親指は単なる指ではありません。それ以上のものです。親指は4つの指に相当します。写真の61のように親指は4つの指と自由に接触できます。つまり4つの指を持つ代わりに親指があるのです。親指が支点となって、すべての指が回転します。さらに親指の強さの度合いにより、顧客の性格の強さが、強まったり弱まったりします。
 写真62のような大きな親指は、性格の強靭さを明示しており、この方は頭脳によって導かれています。写真63のように親指が小さい方は、弱い性格で、心によって導かれています。大きな親指は性格の強さを表わし、小さな親指は力の無さを示します。
 そこで顧客の手を取ったときに、大きな親指を見たら、このかたは強い方で頭脳に導かれていることが分かります。この方には強い特質があることが考えられます。このタイプの方は自然と支配者になります。大きさだけでなく、きめが粗くなければ、支配的な立場に立つのはさらに確実です。
 顧客の親指が小さいことを見つけたら、その方の性格は弱く、心と感情に支配されています。この方は支配される立場に立つでしょう。大きな親指の方は歴史を愛し、小さな方はロマンスを尊びます。大きな親指を持つ方は人生において役に立つ、必要の高い実際的な事を求めます。一方、親指が小さい方は美しいもの、詩的な感傷的なものを尊びます。その結果、彼らは実社会に入り込めず、大きな親指の仲間に勝てないのです。
 親指も他の指と同様に3つの指骨で形成されています。2つの指骨しかないと考えるのは間違いです。手相における3つの世界は、他の指同様に、親指にも適用されます。2つの世界では不完全であり、3つがあるのです。
 そこで親指を観る場合は、第1指骨までがメンタル(知性)を示し、第2指骨までが抽象的な世界を示します。これに加えるのは物質世界をあらわす金星宮ですが、これが実は親指にとっての第3指骨の場所なのです。
 親指の3つの世界には3つの特質があるわけですが、これらは人々が成功するのに至高の重要性を持っています。この3つの特質は、人間を動かす手段の全体を見渡してももっとも重要な駆動力なのです。
 この要素がないと、ある人がいかに知能に優れ、才能があり、学識があっても偉大な成功を収めることはできません。
 この3つの要素とは、第1指骨が表現する意思の力、硬い決心であり、第2指骨が示す論理と理性であり、第3指骨、あるいは金星宮が示す愛と思いやりです。つまり親指を観れば、決心が理性に支援され、愛の力に押されていることが分かるのです。この組み合わせは強力で、あらゆる障害を乗り越えさせる力があり、不可能と見えることでも成功させてしまうことがあるのです。
 この親指に現れている力強い特質を理解すると、なぜ多くの手相見が、親指を観ることに最大の関心を持っているかが分かるでしょう。

(つづく)

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