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火星の平原が発達していたり、くっきりした線や赤い線が多くあるならば、この方は激高しやすい性格をもつことを示しています。さらに火星宮の二つの「宮」も大きく発達しているならば、これは危険な徴候です。すでに攻撃的で抵抗力の強い性格という炎に油が注がれるからです。
火星の平原は攻撃的性格を示すと考えられてきましたが、いまではその性格は下の火星宮が示すと見られています。昔の手相見たちは火星の平原が発達していると突然、感情が爆発してその方がきわめて攻撃的になることを観察していたから、そのように判断していたのです。しかしこの感情の爆発はすぐに収まります。
いろいろ観察してきてわかったことは、冷静沈着に全ての威圧に打ち勝っていく人と、いきなり激怒し一時的に遠ぼえをする人との間には、大きな違いがあることです。古代の人々も、人が成功するのに必要なこの攻撃的性質に十分に気がついていました。この性質が、あらゆる犠牲を払って反対勢力に打ち勝つ努力をさせるのです。
古代の人々は、火星の平原である手のひらが空白だと、不運で、金運がなく、何をしても失敗すると見てきました。そのように考えたのは空白の手のひらは攻撃性がないと見たからです。攻撃性がなければ、何をしても失敗すると考えたわけです。今では空白の手のひらは攻撃性の不足とは見られません。ここが示すのは一時的な激怒なのです。これが本物の攻撃性と間違えられていたのです。今では空白の手の平は「おびえ」を持ちやすいことを示すだけだと考えられています。したがって非常の成功している人々にも見られます。
下の火星宮が存在しないと(写真116)、空白の手のひらよりも失敗者となる可能性が強いでしょう。下の火星宮が存在しないと、能力がはるかに劣る人に、力で強引に押し切られてしまう可能性があるのです。
火星人の3つの「宮」は抵抗(上の宮)、攻撃性(下の宮)、短気(火星の平原)です。この3つの場所を綿密に調べて、発達の程度を見れば、その方の特質がわかります。上の「宮」が発達しており、手のパークッションで外側にカーブしていたら(写真114)、これは強い「宮」です。さらに発達しており、知覚できるほどの膨らみが手のひら内部にあったら、これは異常な強さを示します。
パークッションの手のサイドで「宮」であるべきところがが、まっすぐだったりへこんでいたら、火星宮の特質が欠けていることを意味します(写真117)。
(つづく)