手に柔軟性があることは、火星人の特質の背後に伸縮性ある心の存在を示しています。非常に柔軟性があれば、知性が高く多彩な傾向があることを示します。この方は強烈さが減少し、誰とでも仲良くする反面、突然、極端な激情に走るかもしれません。もっとも、火星人が非常に柔軟な手を持つことは極めて稀です。このような手を持つ方は賢いですが、他のタイプに比べると思考が敏速ではありません。
普通の柔軟性を持つ手はもっとも一般的で、バランスがとれています。この方の上の「宮」が発達していれば、激情に駆られる傾向も少ないでしょう。しかし下の「宮」が発達していれば、攻撃性が高いでしょう。
硬い手は頭が鈍く柔軟性がないことを示します。何をするにもスローで、やり方も定型にはまっています。硬い手は頑固で、知性に欠け、喧嘩腰の方によく見られます。
手の密度を見ると、この方が火星人の好戦的特質を発揮するか、それともしないかが分かります。たるんだ無気力を示す手ならば、この方は怠慢で一時的に興奮することはありますが、エネルギーが持続しません。下の「宮」が発達していれば、この方は過激な論客ですが発作的なだけです。たるんだ密度の手を火星人に見ることは少ないでしょう。
ソフトな手は、ものぐさであることを示していますが、決意をすると変わることも示しています。
伸縮性のある手は火星人としてはもっともよい密度です。なぜなら知性あるエネルギーに支えられており、強い性質も理屈で納得できる範囲でしか押し付けないからです。この方は怠け者ではありませんし、男性的で、火星人の優れた特質であるエネルギーに、あふれています。
硬い手は火星人の質を落とします。硬い手は頭も固いことを示しており新しい状況に適応できず、溝にはまってしまいがちです。この手の密度の方の下の「宮」が発達していると、それは最悪の組み合わせとなります。攻撃的な苛烈なエネルギーに、堅い頭に加わるからです。
手の色も大事です。赤いのが普通であり強靭な方です。血流も強く、心臓も強く、バイタリティーに富んでいます。しかしあまり赤が目立つようならば、その方は非常に強烈な方で、限度を知りません。この方が官能的ならば、極限までいくでしょう。悪い人ならば、望みを達するためにやり過ぎますが、罪まで犯しかねません。このようなタイプが嫉妬から人を殺すのです。
ピンク色ならば、こような特質は和らぎ、危険はほぼなくなります。ピンク色ならば肉体的に強すぎることもなく、赤色のような炎のような気質は見せません。人柄も柔らかく、喧嘩もせず、バランスがとれており、すべての面でよりましな火星人です。
手の色が白ならば火星人としては異常です。白い手であれば、火星人としての活力は失われています。「宮」が強くても白い手ならば力は出ません。火星人の性質は赤であり、冷たさの正反対です。手が白いということは血流の流れが少ないことであり、健康状態が良くないと思われます。この場合は、この方の強さを低く見なければいけません。「宮」が発達していても、その通りの攻撃力や抵抗力は期待できません。
黄色い手もたまに見ますが苛立ちや神経質なことを意味します。胆汁が過剰だと青く見えます。このような方はケチで犯罪者になる可能性が高いでしょう。下の「宮」が強く、火星の平原がたかくもりあがっており胆汁質だと、口論の好きな方となります。この方は世界に誤解されており利用されていると嘆くでしょう。火星人の豊かな血流をもち、心臓も強く、そこに胆汁が流れていると、その方は凶暴となります。
(つづく)