kitombo.com | 手相の科学 | 2006年12月25日
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手相の科学
「手相の科学(53)
第17章 親指(7)」

大地舜
12月25日

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 親指を全体として捉えた後、次は指節の長さ、姿、先端の形を検討します。最初の指節は、2番目の指節よりもわずかに短いことを覚えておいてください。また、手における親指の位置がノーマルならば、親指の先端は人差し指(木星の指)の第3指節の中ごろまで達する筈です。この規則を覚えていてください。
 次に指節の長さを検討します。親指の指節の強さを推定するのに、まず長さを検討することが大事になります。親指の第1指節が第2指節よりもだいぶ長ければ、この方は理性よりも意思がはるかに強いことを示します。
 このような親指を持つ方は、頑固で、独裁的で、横暴です。彼らが計画している仕事の邪魔をしようものなら、理性を忘れて頑固になり、感情を爆発させます。これは優れた質が有り余って、結果が逆になる悲惨な例です。理性よりも意志が強すぎると、理屈に合わない頑固さを生むのです。
 第1指節と第2指節の長さが同じならば、理性と意思のバランスがとれています(写真75)。意志も強く、理性も強いため、この方の決意は強く、しかも優れた判断に基づいています。意志ばかり強い方に見られるようなごり押しや、専制君主的な要素は見られません。
 指節のバランスがとれている方には過不足の無い強さと決意が見られるのです。弱さが無く、気まぐれでもなく、知的な強靭さを持つので、この方は自然に指導者になります。
 第2指節が長く、第1指節が短い方のバランスも崩れています。この方の場合は理性が支配的で意思は二義的です。つまりこの方は考えますが、行動に移しません。つまり、彼らは考えたことを実行に移すパワーに欠けているのです。意図を遂行する決意が不足しているのです。
 こういうかたがたは、政府や教会や、ビジネスがいかに運営されねばならないかを語りますが、何も行動は起こしません。彼らは計画者ですが実行者ではなく、評論家ですが行動家ではありません。
 親指の意思を示す指節が惨めなほど短かくて、理性とのバランスがまったくとれていない方は、性格が徹底的に弱いことを示しています。このような方は無知な方にでも、誰にでも支配されてしまいます。この人を支配したい方の道具となり一生を終えるのです。彼らは「水よりも流されやすい」かたがたで、簡単に意気をくじかれ、人に従属する以外のことができないでしょう。
 このような方でも時には頑固になります。特に自己防衛で頑固になりますが、これは発作的で幼児的なものに過ぎなく、生まれつきの弱さがあるので長続きしません。
 したがって指節が長すぎて意志が強すぎる方から、あまりにも不足して弱すぎる方まで、いろいろな段階のパワーの方に巡り合うでしょう。多すぎるのは少なすぎるのと同じように良くないことです。多すぎるほうが、本人にとっても社会にとっても損害が大きくなるでしょう。理屈を伴わない大きな力は、受け身の弱さよりも害が大きいのです。
 親指の先端もほかの指同様に注意深く観察する必要があります。先端の形によってパワーの強さが増えたり、減少したりするからです。親指が円錐状の先端をもつならば(写真76)、持ち主の感受性が高く、意思の力は弱まるかソフトになります。
 円錐状の先端は、衝動性、美を尊ぶ性格、理想主義を示します。この気質が少々意思の指節が長くても、そのパワーを和らげるのです。このような方の専制性も横暴性も弱くなり、人々の影響を受けやすくなります。意思の強さを示す指節の長さは多彩ですが、それらに円錐状の先端はさまざまなレベルの影響を与えます。
 意志の弱い指節を持つ方の親指の先端が円錐状であるならば、この方は救いがたいほど弱い人で、風向きが変わるたびに向きを変えます。先端が円錐状の親指は、持ち主が衝動的であることを意味します。この方の意思の力は減少するのです。指節の長さがどうであれ、指の先端が円錐状ならば、この方の性格の判断をするに当たって、そのパワーを割り引いて考えなければなりません。

(つづく)

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